ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

私もレッズのために歌いたい。

『〜 レッズの応援スタイルは世界のスタンダードではない。Jリーグのサポーターはもっと試合を見ることを重視した方がいい」というコラムもあった。 ●ゴール裏に陣取る多くのJリーグのサポーターは、立ち上がって声を出すためにそこにいる。バックスタンドやメーンスタンドは声を出せても立ち上がるのは憚られるからだ。初めから試合を見ることよりもチームを応援することを重視している者たちに向かって「君らは試合を見ることをおろそかにしている」と指摘しても、「それが何か?」と言われるだけだろう。 ●だが僕は、「チームを勝たせるために来ている」という意識のサポーターたちの試合の見方は、ある意味でより真剣だと思う。 ●「観客」ならばは受け身でいい。味方がいいプレーをすれば拍手し、シュートが決まれば喜び、外れればため息をつく。審判のジャッジにブーイングし、時には味方のミスに罵声を飛ばす。目の前で起こったことに反応していれば楽しいと思うし、それがプロスポーツの普通の見方だろう。 ●しかしサポーターの多くは、受け身だけではない。そこで起こったことによって、その後どうしていくのかをコールで表現する。たとえば味方がボールを持ったらすぐに攻めてほしいところだが、相手の陣形が整っているときは「ゆっくりいこうぜ」という意味の応援をする。もちろん得点したときには大喜びするが、得点者だけでなくアシストした選手、さらにその起点となった選手にまでさかのぼってコールする。味方がミスをしたら「あ〜あ」とため息が出るのが自然な行為だが、それをグッと我慢して「次だ、次」という意味のコールを送ることもある。失点したときに、すぐにコールを送る、というのはレッズサポーターが真っ先に始めたことだった。失敗が続いてヤジやため息が出そうなときに、それがコールで消されると いうこともしばしばある。試合の流れに乗って見ていれば楽だと思うが、先を読んだり、あるときには流れに逆らって声を出すというのは、ともすれば苦しいのではないか、と思ってしまう。しかし、それを選択する人が少なくないという現実がある。ちなみにここで言う「観客」と「サポーター」は必ずしも「ゴール裏」と「メーンやバック」にはっきりと分かれる訳ではない。少なくともレッズの場合は。 ●試合中はスタンドが静かで、何かのプレーがあったときに数万人が一斉に反応する、というのは確かに迫力があるだろう。それが応援のベストだとも決して思わないが、10年、20年後の日本ではそういう現象が起こるかもしれない。しかし、そのときには「世界のスタンダード」はまた変わっているかもしれず、どこかの評論家が「試合中、立ち上がって自己犠牲的に応援するグループがいない日本のサポーターは世界のスタンダードではない」とのたまうかもしれない(笑)。 〜』清尾さんのWeps うち明け話#137「僕なら…」より。http://www.saishin.co.jp/column/weps/137.html