ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

この道は母へとつづく ITALIANETZ ★★★☆

『極寒のロシア。凍てつく辺境の土地に寂しく佇む孤児院。そこで育てられる子供たちは、親に捨てられた孤児ばかり。貧しく暮らす彼らの希望は、裕福な外国人の養父母に引き取られていくこと。6歳の少年ワーニャは、幸運にもイタリア人夫婦に気に入られ、養子として院を出ていくことになる。選ばれなかった仲間たちから羨望と嫉妬の目で見られながら、その幸せを素直に喜ぶワーニャ。しかしある日、すでに養子として引き取られていった友達の母親が孤児院に突然現れたことで、自分を産んでくれた母親の存在を意識し始める。「一度でいいから、ほんとうのママに会いたい――」つかみかけた目の前の幸せを逃がすべきではないと、仲間や院長から諭されるワーニャ。しかし義理の親のもとで暮らす前に、ほんとうの母親に会いたいという想いは日増しに強くなってゆく。必死で文字を覚え、資料室に保管された出生記録を盗み読んだワーニャは、以前に預けられていた孤児院の存在を知る。そして遂に院を脱走し、養子縁組で金儲けをする仲介業者の追跡を逃れ、独り列車に飛び乗る。ほんとうのママに会うために……。』http://eiga.com/official/konomichi/
『養子に行ってしまったら、ほんとうのママがぼくを捜しにきてくれたとき会えなくなってしまう!』そこから始まる「ほんとうのママ」への長い旅。←長いといっても孤児院のある駅から電車で終点まで行き、あとはバスという距離だけど・・。でも6歳の「ほんとうのママ」を知らない少年にとっては凄いことだと思う。会いたいという強い気持ちが思いを叶えるのよねぇ。決して新しくないストーリーだけど、とにかくワーニャくん(コーリャ・スピリドノフ)が可愛い!!養子に行かなければならないタイムリミットまで2ヵ月・・「ほんとうのママ」に会うために計画を企てる。自分の出生が記された書類を読むため文字を教えてもらうことから始まる・・。  
でも、孤児院を脱走したワーニャの行く先に「ほんとうのママ」がもういなかったらどうしよう(;_;)という思いでドキドキ。マダムに連れ戻されたらとハラハラ。どうか「ほんとうのママ」にたどり着けますようにと祈る思いの私・・。ラストシーンがなかなかよかった(*^_^*) 「ほんとうのママ」の声、そして友だちへの手紙で、ああハッピーエンドなんだってわかるステキな終わりかただった。
「ITALIANETZ」はイタリア人という意味らしい。これはワーニャがイタリア人夫婦の養子に選ばれたときから呼ばれるあだ名。このちょっと皮肉な原題より「この道は母へとつづく」のほうがいいなと思った(*^_^*)。