どう書いたらいいのかな？私の文章力では伝わらないだろうから書けないのだけれど、とにかく好き！好き！好きな映画です。面白かった。見終わって改めて原題「 The Fall 」のタイトルの意味に「あーーーー（￣ー￣）」と嬉しく唸ってしまった。落下の王国 ではなくThe Fall！そう、ロイはスタントマンだし、アレクサンドリアもオレンジの木から落下。彼らの物語でもたくさん落下。これでもかってくらい落下（笑）。いろいろ落ちます。
ファンタジー好きにはたまらないと思います。多分「ゆれる」とか好きな人には好まれないんだろうなぁ・・（あっごめん。私が「ゆれる」苦手なんです。笑）。 それと最初と最後のサイレント映画も嬉しいよーーー。
えっと・・たとえばスタンリー・キューブリックが好き（なかでも「バリー・リンドン」が好き、という）なあなたにオススメです。
『万華鏡を覗くような《映像美》と魂に響く《物語》の力。誰も見たことのない極彩色のグランド・オペラ』←そう、これ！
ほんとうにこんな場所があるなら死ぬまでにこの目で見たいところばかり。CGいっさいなし！という24か国以上におよぶロケーションの映像はほんとうに素晴らしく、そのイメージはさながら五輪開会式みたい、と思ったら衣装デザイン：石岡瑛子（笑）でも私は石岡さんが関わったイーモウの北京ではなくアテネオリンピックの歴史絵巻を思い出した。コスチュームはどれも石岡さんカラー満載！なかでも私はダーウィンのコスチュームが好きだな。オープニングでデビット・フィンチャーとスパイク・ジョーンズの名前が提供者として出てきたり、いろいろ興味深いのでパンフレットを買ってきた。これから読もう。
監督・製作・脚本 ： ターセム。『1915年のアメリカ、オレンジの木から落ちて怪我をし、入院中の5歳の少女、アレクサンドリア。人懐こい少女は、あどけない笑顔で病院中の人々に可愛がられていた。ある日、足の怪我でベッドから起きられない青年と知り合う。病室に入ってきた利発そうな少女に、青年は自分が作った物語を聞かせる。たちまち夢中になって、続きを聞かせてとせがむ少女。しかし、それは少女に自殺するための薬を盗み出させるための作戦だった…。』（goo映画より）
ロイのつくったヤケクソで進めていく「ものがたり」が、ロイとアレクサンドリアと「二人のものがたり」になっていく展開も好き。公開中にもう一回観たいわ（もめん、誘ってくれたのに先観ちゃってごめんね）。
「汝、落下を畏れるなかれ この美しき世界を仰ぎ見よ」http://www.rakka-movie.com/
