ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『告発のとき/ In the Valley of Elah』★★★★ 

つい先週も友だちとアメリカの帰還兵の話をしていたばかりだった。これはまた戦争の被害者(戦場からの帰還兵)の映画。イラク戦争から帰還して2ヶ月でイラクに戻りたいという兵士。戦場での体験により心が壊れてしまった青年たち・・。それでも終わらない戦争が悲しい。
 ポール・ハギス監督。『2004年、ハンクの元に息子のマイクが軍から姿を消したと連絡が入る。イラクから戻ったマイクが基地へ戻らないというのだ。ハンクも引退した元軍人だった。息子の行動に疑問を持ったハンクは基地のある町へと向かう。帰国している同じ隊の仲間たちに聞いても、皆マイクの行方を知らなかった。やがてマイクの焼死体が発見されたという連絡が入る。ハンクは地元警察の女刑事エミリーの協力を得て、事件の真相を探ろうとするが…。』(goo映画より)
最後に「助けて」と星条旗を逆さにして掲げるハンクに監督の願いがこめられているんだろうな。
映画の中でハンク(トミー・リー・ジョーンズ)がエミリー(シャーリーズ・セロン)の息子に聞かせたお話「ダビデゴリアテの物語」は旧約聖書にあるお話です。原題の「The Valley of Elah(エラの谷)」は「エラの谷に現れたゴリアテ」からきているものですね。http://blog.goo.ne.jp/cfsasaki/e/c1fb5e53b53826a5487b1dd366251563
この映画にはそういう星条旗の掲げ方にある意味やアメリカ人にはなじみの「ダビデゴリアテ」の比喩が込められているということね。巧いなぁ・・。