面白かった。とても暗く重い空気が占めている映画だけれど、媚びてなくていい。一般的な映画のような盛り上がりもなく淡々とストーリー通りに進んで行く映画。本を読んで予習しておいてよかった。これから観ようという方はぜったいに予習していかないと、全然映画に入れないと思う。事実を知って映像を見ると「信念は死なない」のキャッチコピーも心にズシリとくるはず。結末は悲劇だけど、チェに悲壮感は感じないのは彼の強さ、そして人間が好きという優しさが伝わってくるからかな・・志半ばで命を落とすことは悔しいはずなのに・・。だって今もあの国はそんなに変わっていないのでしょう?
スティーヴン・ソダーバーグ監督。『1965年3月、チェ・ゲバラは忽然と姿を消した。様々な憶測が飛び交う中、カストロはキューバ共産党中央委員会の場で、ゲバラの手紙を公表する―。彼は再び、革命の旅を始めた。変装したゲバラは、1966年11月ボリビアに入国する。そこは大統領の独裁政権のもと、農民やインディオたちは圧政と貧困にあえいでいた。ゲバラのもとに次々と革命に燃える戦士が集まるが、ボリビア共産党の援助が絶たれ、ゲリラ軍は孤立していく…。』『キューバ革命を成功させたチェ・ゲバラは、その地にとどまることなく、コンゴに遠征したあとボリビアに潜入、その地でゲリラ軍を率いボリビア政府軍と死闘を繰り広げたのち負傷、捕えられ処刑される――。20世紀最大の革命家と呼ばれたチェ・ゲバラの生涯を描く二部作の後編。支援を絶たれ孤立し、窮地に立たされながらも、理想を捨てることなく戦った男の姿を硬質なタッチで描写している。「チェと共に革命を体験する」ことに徹底的にこだわったスティーヴン・ソダーバーグ監督の、7年間のリサーチと執念、そして25キロもの減量に挑み、完璧な“ゲバラ像”を作り上げたベニチオ・デル・トロの熱い想いが伝わってくる。』(goo映画より)
Hちゃんとまた盛り上がる。
スペイン版アカデミー賞「ゴヤ賞(Goya Awards)」、男優賞は『チェ』のデル・トロ。すっかりリバウンドしているわ(笑)http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2566712/3748188