ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『人生に乾杯!/Konyec』★★★★ 

 ハンガリー映画ってあまり記憶にないけれど、オープニングがおしゃれだったから、きっと好きなタイプだと思って見たら・・好きでした。
 年老いてお互いに関心がなくなり、低い年金暮らしで、家賃も滞納、ある日取り立て屋が来て気難し屋の夫エミルの本を取り上げそうになったとき「これはわたしの最後の誇りよ」と大切にしている思い出のダイヤのイヤリングを差し出した妻ヘディがかっこいい。それをきっかけに愛車(※)を走らせトカレフを手に郵便局に“礼儀正しく” “紳士的に”強盗に入るエミル。その事件をテレビで知ったヘディが昔の愛しい気持ちをどんどん取り戻していき、一緒に連続強盗犯になり逃亡するロードムービー。新婚旅行気分でホテルのプールに入るふたりは幸せそう。ふたりを追う警察の描き方もなんかあったかくて可笑しかった。
冒頭に出てくる夫婦の出会いの背景は、http://ja.wikipedia.org/wiki/ハンガリー動乱 ですね。(※)愛車は政府要人用リムジンのチャイカ、痛快でカッコイイ車なんです。(http://gazoo.com/meishakan/meisha/shousai.asp?R_ID=568)。
監督:ガーボル・ロホニ『運命的な出会いを機に結婚したエミルとヘディも、今では81歳と70歳。互いに恋に落ちていた頃のことなどすっかり忘れていた。年金だけでは暮らしていけず、借金取りに追われる毎日の中、ついに二人の出会いのきっかけだったダイヤのイヤリングまで借金のカタに取られてしまう。高齢者に冷たい世の中に怒りを覚えた夫のエミルは、イヤリングを奪い返すために持病のぎっくり腰を押して20年ぶりに愛車のチャイカを飛ばし、郵便局を紳士的に強盗!それを皮切りに次々と紳士的強盗を重ねていく。一度は警察に協力した妻のヘディも、奮闘する夫の姿にかつての愛しい気持ちを思い出し、手を取り合って逃げる決心をする。二人の逃避行は、やがて民衆を巻き込んで思いもかけない展開に…。』(goo映画より)
 時間がないふたりは、海を見れたのでしょうか?  原題の「Konyec」はロシア語で「おしまい」の意味。邦題もおしゃれにしてほしかったな。http://www.alcine-terran.com/kanpai/