ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『NINE / NINE」★★★★ 

  イタリア映画万歳!フェリーニ万歳!って感じの “音楽” がよかったです。私、イタリア映画音楽が好きなんです(それだけのCDもよく聞きます。笑) でも、これはハリウッド映画って感じのスケールの映画でした。
ロブ・マーシャル監督の『シカゴ』も、ブロードウェイ・ミュージカル版の『NINE』も観ていませんが、映画になった『NINE』面白かったです。ミュージカルシーンは見応えありですし、映画ならではの空想・幻想シーン、カット割りやカメラワーク、イタリアの景色やチネチッタまで観られるのは嬉しかったです。ミュージカルが苦手なひと(私もまだそっちよりだし・・)でも大丈夫です。スランプに陥った色男の監督が、新作映画の構想が浮かばないプレッシャーと関係する女性たちに追い詰められて行く映画として楽しめます。なので予告で見ていたものとは違うかなぁ。
   とにかく華やか!!豪華キャストにうっとり。かなり個性的で素晴らしい女優陣は、演技はもちろん歌とダンスで魅せます。歌はファーギー役のステイシー・ファーガソン以外本物のシンガーじゃないのに・・凄い!皆上手くてびっくりしました。でもファーギーのシーンがいちばん好きでした。9歳のグイド少年が(男に目覚めた)海辺のファーギーも、砂を小道具にしたファーギーものミュージカルシーンもカッコヨカッタ!!
 ミュージカルが入るのでNINEは8 1/2と違うものになっていましたが、グイド(ダニエル・デイ=ルイス)のダメっぷりは憎めなかったです・・かなり甘えん坊のマザコンちゃんでしたが・・。亡きママ(ソフィア・ローレン)や衣装担当のリリー(ジュディ・デンチ)はいつでも味方です。
ラストシーンの「アクション」のひとことがよかったです。
監督:ロブ・マーシャル『イタリアが世界に誇る映画監督、グイド・コンティーニ。だが豊かなはずの想像力が突如として消え果てた彼は、9作目となる新作の脚本を一行も書けずにいた。決まっているのは主演女優だけなのに、刻々と迫る撮影開始日。追い詰められた彼は、ついに新作の記者会見から逃げ出し、海辺のホテルに身を隠す。そこで人生に影響を与えた美しき女性たちの幻想に逃避し、現実世界では呼び出した浮気相手と妻に救いを求めるグイド。だが間もなく、プロデューサーに居場所を突き止められた彼は、また映画製作という戦場に連れ戻されてしまう…。』(goo映画より)
パンフレットを買ってきたので、ゆっくり読みたいと思います。分厚いのよぉーーー。
  右下に富士山。
さて明日はお芝居2本です。