ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『現代能楽集V〜「春独丸」「俊寛さん」「愛の鼓動」』★★★★ 

『劇作を手掛けたのは、同シリーズの一作目『AOI/KOMACHI』を担当した川村毅。大胆な想像力と歴史を読み解く力、現代を切り取る鋭い視点は今作でもいかんなく発揮されています。演出を手掛けるのは、ペンギンプルペイルパイルズの倉持裕。繊細な人間の心の機微を浮き彫りにする倉持が、川村の戯曲をいかに立ち上げるか、期待が高まります。出演は岡本健一久世星佳ベンガル西田尚美など、舞台、映像などで幅広く活躍する実力派が顔をそろえました。古典と現代演劇、世代の異なるスタッフやキャストと、さまざまな智恵や発想、才能が凝縮された作品です。五感を揺さぶる刺激的な作品になることは間違いありません。お楽しみに!』http://setagaya-pt.jp/theater_info/2010/11/post_190.html
 はい、刺激的でした。今回は来年の春にラーメンズののっぽさんじゃないほうの仁ちゃんが倉持さん演出の舞台に出るので、それなら倉持さん演出作品を見ておこうということで行ってきました。
岡本健一さんといえば、いまだに『男闘呼組』のMagnoliaridaです(笑)むか〜し『五臓六腑』というバンドのライブに行ったら・・オカケンがチケットもぎりをやっていたのよね〜。GUILTYだっけ? その後、『ラパン・アジールに来たピカソ』を観に行ったことを思い出しました。舞台を見るのはそれ以来でした。学生服を着ていても違和感無いのは体型のせい?今回の舞台では「あっ男闘呼組だ〜」と思うシーンもあるんですよ。びっくりしました。←他の音楽活動を知らないので古くてごめんなさい(笑)
「春独丸」「俊寛さん」はすご〜く面白く観ました。「春独丸」は演出・音楽・美術すべてにドキドキさせてもらえて好きでした。「俊寛さん」がいちばん能っぽい演出で楽しかった。「愛の鼓動」はシンプルでわかりやすかった。そのぶんせつなく苦しい。「モリのアサガオ」の世界だった・・ドキドキぶるぶる(「愛の鼓動」は『綾の鼓』がもとになっているらしい←『綾の鼓』を私は知らないのですが)。どれも残酷で・・でも美しい舞台でした。雨の音っていいね・・・。睡蓮の美しさにも目を見張りましたし、五感をたっぷり揺さぶられてきました。モネの絵をじっくり見たくなりました。
あっ「春独丸」の衣装がよかった〜!!まさか・・チラシとは!?スーパーのよ。憂鬱な色のジャケットにもなり美しいスカートにもなる衣装もステキだった。久世さんってスタイリッシュな衣装がよく似合いますよね。岡本くんも衣装に負けないパワーがありました。
「春独丸」は久世さんはもちろん岡本くんがよかったけれど、たっちゃんだったらなぁ(←三島由紀夫の『近代能楽集』の『弱法師』の俊徳も素晴らしかったんです!)〜なんてイメージしてしまいました。弱法師は俊徳丸(しゅんとくまる)、今日のは「春独丸」。テーマは同じだけれど、お話は全然違いました。それで川村毅さんの戯曲を買ってきました。三島@綾の鼓も読んでみよう。
  サイン入りでした♪
 チケットを劇場窓口受け取りにしてあったので(「春琴」も)取りにいくときにパブリックシアターの前を通ったら・・女子がわんさか! あ〜これやっているのね〜と納得。