新国立劇場 小劇場 THE PITにて。
楽しかった!!サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』は有名な戯曲ですが、私は初めて。橋爪功さんと石倉三郎さんじゃなかったら観ることはなかったかも・・でした。そしてこの『ゴドー〜』は岩切正一郎さんの新訳とのこと。台詞が軽快で柔軟、そして詩的でリズミカル。待つことの哀しさが美しくも感じました。
時間と空間が不確かなのが面白い。1日なのか、随分時間が経過しているのか、ヴラジミール(ディディ)とエストラゴン(ゴゴ)が待っているのはGod(待っているけれど、自ら首は吊れない)なのか。一本道の先にあるのは天国?一幕ではゴドーというのはGodだとは思わなかったけれど、二幕でその時間経過に疑問を持ち、通りすがりのポッツォ(山野史人)の変わりように、あっもしかしたらGod?と軽く動揺。あの遣いの少年(柄本時生)は天使か幻想か・・。ポッツォが連れているラッキー(石井愃一)の首には長いロープ。ポッツォとラッキーの意味するものが何か・・ なんか深いなぁ・・。
明日パンフレット読みます。
柄本時生くんはNHKの「おひさま」に出てるタケオ君。ゲゲゲのときのアシスタントさんに似ている?と思ったら、ゲゲゲのほうはお兄さんの柄本佑くんだった。wikipedia見たら、これが初舞台なのねーー。http://ja.wikipedia.org/wiki/柄本時生