新宿三丁目で 
軽く食べて・・ 
SPACE雑遊で『罪』（再演）。作・演出は蓬莱竜太さん。やっぱり好きです！！
とても良かった。積み木のように積み重ねてきた罪（罪とは思いたくない罪）、音は雨はだけ。家族の上に一生降り止むことがないだろう「雨」が降ります。最後に母が娘に言った「謝ったら生きていけないのよ」という言葉、久しぶりにズシンと来ました。
舞台は六角形の積み木の部屋、テレビもリモコンもビールも積み木。家族は積み木を崩さないように生きてきたのだと思う。家族旅行でやってきた旅館での楽しい思い出になるはずだった一夜。パンフレットにあった、人間の感情を伝えるのに便利な六文字の言葉「喜怒哀楽愛憎」。その上辺だけを積み木の部屋に押し込み、言葉には出来ないような心の機微を外に出さないようにして、罪の意識に囚われ生きてきたような父と母。その部屋の外に出ること（結婚）が決まっていた娘。実は娘も囚われていました。兄は家族が各々抱える罪に閉じ込められている・・それに気づくことはないのだけれど。
アル☆カンパニーの平田満さん・井上加奈子さん、占部房子さん、黒田大輔さんが素晴らしかったです！！本当の家族のように似ているんですよ（平田さんと井上さんは実際もご夫婦）。19日まで。オススメします。すごく密度の濃い70分でした。 http://www.aru-c.com/stage10.html
『悲劇喜劇』に脚本が載っているらしい・・買おうかな。
「アル☆カンパニーもツイッターを始めました」と控えめに紹介する平田満さんが可愛かった〜。
