ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

あうるすぽっとプロデュース『家電のように解り合えない』★★★★☆ 

 
あうるすぽっとへ。ここには震災の少し後、15日に『デンキ島』を観に来たことを思い出しました。
 
作・演出: 岡田利規、出演:森山開次 / 安藤真理、青柳いづみ、美術:金氏徹平 http://www.owlspot.jp/performance/110924.html
「わかり合うこと」は、それほど大事じゃなくて、「わかり合おうとお互いが思い合うこと」でいいのかもね。そのために向き合う場所にいること、わかり合おうとすることをためしてみるといいね。そうしたら、なんか楽しくなっちゃうかもね。詩人の「さゆりこ」のなかのもうひとりの「さゆりこ」と「彼?(家電?新しい家電?)」が踊ったときのように。ぜんぜん噛み合っていないのだけれど、「もうひとりのさゆりこ」みたいに諦めず(負けず嫌い入ってた?)にわかろうとしていくうちに・・もしかしたらわかっちゃうかも?と思ったりね。まぁ・・途中で諦めちゃうんですけれど、最初よりわかりあった気がします。気のせいかもですが。
すごく面白かったです(^O^☆♪ 舞台は「さゆりこ」の一人暮らしの家です。
注目していた金氏徹平さんの美術がまた楽しくて、それらも勝手に呼吸していて、キャストとともに目が離せないです! すごくカラフルで楽しい家電たちでした。よくわからないことしちゃうんですけれどね、家電たちが。そのとき「なんで?」と「そのアレはなんなの?」と、わかりたいと思う私がいました。家電ワンダーランドです〜。
森山開次さんは、ダンサーですから身体はもちろんだけど、声のステキさにホレボレ。手紙を読むシーンと、最後にもう1回先生としての台詞があるのですが・・リーディングとかナレーションをしてほしいほどでした(もうしていたりして?)。いやぁダンスだけじゃもったいないわ。
「さゆりこ」である青柳いづみちゃんと安藤真理ちゃん、ふたりともチェルフィッチュの常連だそうで・・『ゾウガメのソニックライフ』しか観たことなないので知りませんでした。青柳いづみちゃんは・・『塩ふる世界。』のときと同じような独特な発声で(安藤真理ちゃんも)・・チェルフィッチュの岡田さんが客席に届ける直球の「言葉」がこれなんだって、今日わかりました。いえ、わかったような気がしました。
終演後に出演者3人によるアフタートークがあり、終わったのが22時。えっ?もうこんな時間?と思うほど、時間が短く感じました。2時間の公演だったのですね・・。どうりでお腹空くわけだ〜。
お腹が空くといえば・・「さゆりこ」(たち)が食べるおにぎりの具は、日替わりかしらぁ・・きゅうりの音がね、美味しそうなのよぉーーー。
内容については、うまく書けないのでネタバレをすることもできません(笑)リピーター割引とかあればいいのになぁ。