ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

イキウメ『太陽 THE SUN』東京楽/2回目★★★★★ 

 
太陽に灼かれて』っていう映画あったよね・・(『12人の怒れる男』のリメイク版を撮ったニキータ・ミハルコフ監督作品)
イキウメの『太陽』は、ある男が太陽に灼かれたシーンから始まりました。頭を布で被われている、かなり緊迫したショッキングなシーンでした。何があったのか、これからいったい何が起きるのか・・ドキドキ(゜o゜;;;; 最後まで緊張が途切れませんでした。実は・・昨日よりもドキドキ。←なんでかなぁ・・ストーリーがわかっていたんだけれどねー。
   昼と夜に別れてしまった未来。
 
『四十年程前、世界的なバイオテロにより拡散したウイルスで人口は激減し、政治経済は混乱、社会基盤が破壊された。数年後、感染者の中で奇跡的に回復した人々が注目される。彼らは人間をはるかに上回る身体に変異していた。頭脳明晰で、若く健康な肉体を長く維持できる反面、紫外線に弱く太陽光の下では活動できない欠点があったが、変異は進化の過渡期であると主張し自らを「ノクス」(ホモ・ノクセンシス = 夜に生きる人)と名乗るようになる。ノクスになる方法も解明され、徐々に数を増やす彼らは弾圧されるが、変異の適性は三十歳前後で失われる為、若者の夜への移行は歯止めが効かなくなった。次第に政治経済の中心はノクスに移り、遂には人口も逆転してしまう。ノクスの登場から四十年、普通の人間は三割程になり、ノクス社会に依存しながら共存している。かつて日本と呼ばれた列島には、ノクス自治区が点在し、緩やかな連合体を築いていた。都市に住むノクスに対し、人間は四国を割り当てられ多くが移住していたが、未だ故郷を離れず小さな集落で生活するものもいた。』http://www.ikiume.jp/kouenjyouhou2.html
 
頭脳明晰で若く健康的な肉体に変異したノクスを名乗る人間たちは、普通の人間を「キュリオ(Curio=骨董品の意味)」と呼ぶ。それは彼ら(ノクス)が勝手にそう呼んでいるだけなので、パンフレットにはその表記はありませんでした。私から見ると可哀想なノクス・・血縁への感情や、太陽という人間の根本が奪われてしまったので24時間活動できず、色彩も失っていました。花や木々、いろいろな景色をテレビの映像でしか見ることができないなんて・・それを愛でる気持ちまで失われてしまったとは。
ノクスに憧れる18歳の鉄彦(大窪人衛)と生まれながらにノクスである23歳の見張り番・森繁(浜田信也)との交流にはホッとするものがありました。昨日は「希望の余地がないように思えて」って書いたけれど、この二人を見ていたら少しだけ希望が見えました。「お前が弱いのはお前の責任だよ」「ノクスになったって解決しない」
反対にノクスを否定していた結(加茂杏子)が、20年前(17年前だったかな?)にノクスになっていた母(伊勢佳世)の養子になったあとの変化にはゾッとしました。彼女はもう太陽の日差しをあびることは死ぬまでないのですから・・その大切さを知る心も失っていましたが。夜明けがないこと、時間が流れないこと、いつか気づくのでしょう・・・「ノクスは病気だ」と言った自らがノクスである医師の金田洋次(安井順平)のように。
場面転換。というか、場面の切り替えが見事でした。同じ空間にあるのだけれど、スイッチがカチッと切り替わるんです。見る側も同時に。後半になるにつれ、切り替わる場面が多くなるのですが、徐々に慣れていたのでバッチリです。
ただ・・あの体液の移し方はどうかしらね・・と思いました。 (追記:ドラキュラ・・か)
 
あっ・・森繁(浜田信也)のイケメンっぷりにはポーッとしてしまいました。『散歩する〜』のときの桜井よりステキ・・(*'o'*) 多分、制服姿だったからよけいですね。昨日はEブロックで見張りをしている姿に見とれていた私ですが、今日はCブロックだったので見張りのときは背中で、ざんねーーんと思いましたが、姿勢がよいので背中もステキ。それに鉄彦とえろほんを見ている時の楽しそうな顔ったらもう・・(*'o'*) 生まれながらに昼を知らない切なさにキュン・・(T^T) という感じでした。←ごめんなさい・・いい男の笑顔に弱いんです(笑)
 
ということで・・その浜田信也くんもゲスト出演する2月の東京ハートブレイカーズの『コルトガバメンツ -revisited-』は要チェックですね。 http://www.tokyoheartbreakers.com/stage/colt/index.html
↑しかも、脚本は田村孝裕さんですってよ!!!!楽しみすぎるじゃないですかーーーーー。どうしよう・・観劇、控えたいのに。
 
 そうそう・・劇場で来年のたっちゃんが出る『シレンとラギ(仮題)』のフライヤーGET。青山劇場だからか・・。三宅弘城さんも出られるのね!!http://www.shiren-to-ragi.com/
 
  ひさしぶりにアイシャドー購入。 柿の種も。