ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

彩の国シェイクスピア・シリーズ第25弾『シンベリン』1回目★★★★★ 

 
 2日目ですし、もう真夜中なので・・・ほんの少しだけ。
作:W・シェイクスピア、翻訳:松岡和子 あらすじ『ブリテン王シンベリンは、王妃の連れ子クロートンと結婚させようと考えていた一人娘のイノジェンが、紳士ポステュマスと勝手に結婚したことに激怒する。追放され、ローマへと渡ったポステュマスは、そこで出会ったヤーキモーとふとしたことから妻の貞節を賭ける。ヤーキモーは彼女のブレスレットを盗み出し、それを見せられたポステュマスは妻の不義を信じ、召使いに妻の殺害を命じる。誤解を解きにローマへと向かうイノジェンだが、道中、迷い込んだ洞窟で一人の老人と2人の王子に出会う。その頃、ブリテンとローマは戦闘状態に突入し、妻への復讐を後悔するポステュマスは、ローマ軍の一員として戦いに参加する――。』(公式サイトより)
★あらすじですが、蜷川シンベリンと役名表記が違いますが、とてもわかりやすく載っているサイトがあります。ここ→http://www.geocities.jp/todok_tosen/shake/cym.html
 
ひとつふたつの嘘や勘違いが歯車を狂わせていく。あれよあれよと・・ものすごいテンポで。 
すごく面白かったです!!ほんと、有り得なさが・・・可笑しかった〜〜〜。ホントに波乱万丈のロマンス劇でした!!悲劇喜劇全部ひっくるめてあり、最後はハッピーエンドに。
中越さんの美術も面白い。その美術・衣装などは日本を取り入れていました。ロンドン公演を見据えてのことかもしれません。例えばブリテンの背景は水墨画、ローマで“自国の女自慢”をする部屋は源氏物語「雨夜の品定め」(*)から。など・・
 ブリテンの背景はこのイメージ。
(*)「雨夜の品定め」と言えば、三人の男性(頭中将、左馬頭、藤式部丞)が長雨の続く五月雨の夜に、光源氏に対して、様々な女性について語る有名な場面です。
ラストの大団円は・・・蜷川さんの熱い思いが感じられました。
 
大注目のネクストシアター川口覚くんは、浦井健治くんと兄弟 (((o(*゚▽゚*)o))) とてもとても美しい兄弟ですよ。ポリドー@浦井くんは常に肌を見せていて・・赤い痣までセクシー。カドウォル@覚くんの可愛らしさと言ったらもう・・父を尊敬し兄を慕う、あどけない笑顔に射抜かれました(私のハート)・・20年間山の中で育っても、この兄弟は貴公子です。←相変わらずのミーハー発言、申し訳ない!(ポリドーとカドウォルは本当の名前ではありません。ほんとうは・・・)
こんなに大役だなんて!!すごーーいことよね!『蒼白の少年少女たちによる「ハムレット」』(http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20120301)を観た帰りの電車で読んだフライヤーに名前を見つけ、その夜チケット購入したんだけれど、大正解でしたよ!またしても自分を誉めましょう。開演前の舞台(そこからお楽しみです。ネクストシアターのような演出とだけ書いておきます。日本人の俳優たちが、さぁこれからシェークスピアを演じますよって)でも目立っていました。←私が川口覚くんにばかり目が行ったのかもだけどね。
彼ら2人とブリテンを追放されたベラリアス(モーガン)@瑳川哲朗さんとの親子はとてもステキでした。
大竹しのぶさんは・・やっぱり凄いね。イノジェンではなくフィデーリ(男の子)に変装したときの可愛らしいこと!!彼らの妹というには少しアレでお姉さんに見ようと思えば見えましたが、お母さんでもいい年齢なのに・・全然!!可愛い男の子でした。
ポステュマス@阿部ちゃんはカッコイイわ。大きいわ。大きいわぁーー。すごく大きいわ。
ローマ軍の将軍カイアス@丸山さんは超ワイルド、お髭がかっこよくてね・・ステキでした。イタリア紳士ヤーキモー@窪塚くんは・・窪塚くんだったけれども、嫌な奴(役よ)は美しいね。勝村かっちゃんは、超意地悪な王妃@鳳蘭さんの連れ子クロートンとジュピターの2役とも面白い(おいしい)役どころです。でもクロートンはおばかさんすぎて切なくもありました。「ポステュマスのいちばん粗末な下着以下」と罵倒されちゃうんだもの。
そしてシンベリン@吉田鋼太郎さん!!情けない王さま全開でした。もうこういう役は鋼太郎さん以外考えられないほどですよね。
浦井健治くんは『宝塚BOYS』(上原金蔵)と『ベッジ・パードン』(ベッジの弟グリムズビー、かなり面白い役でした)以来でした。http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20100829 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20110726
 (帰宅してわーーーっと書いたので、少し書き足すと思うけれど、ネタバレはしないようにしますから〜。)
  お花が豪華でした!!←(4日の日記にちょっとだけ載せておきました〜(*^.^*))http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20120404
 
 
シアター・ドラマシティのサイトより(http://www.umegei.com/schedule/128/
●阿部 寛 = ポステュマス 
(紳士。シンベリンの養子、シンベリンのひとり娘イノジェンと結婚し追放される。ヤーキモーがイノジェンを誘惑したと偽ると、彼女を殺すよう命じる)
大竹しのぶ = イノジェン 
(シンベリンのひとり娘で先妻の子。ヤーキモーとクロートンの誘惑を拒否したが、夫ポステュマスから不義を非難される。「フィデーリ」という少年に変装する)
窪塚洋介 = ヤーキモー 
(イタリア人、フィラーリオの友人。イノジェンを誘惑しようとし失敗、ポステュマスには彼女をものにしたと信じ込ませる)
勝村政信 = クロートン 
(王妃の先夫の息子。イノジェンに拒絶され、復讐することを決める)
浦井健治 = ギデリアス 
(シンベリン王の第一王子。幼時にベラリアスに誘拐され「ポリドー」と名付けられる。育ての親モーガンを実父と思っている)
瑳川哲朗 = ベラリアス 
(20年前にシンベリンの宮廷から不当な追放をされた貴族。報復としてシンベリンの二人の幼い息子を誘拐し、自分は「モーガン」と名乗る。
吉田鋼太郎 = シンベリン 
ブリテン王。一人娘イノジェンがポステュマスと無断で結婚したことに怒り、ポステュマスを国から追放する)
●鳳 蘭 = 王妃 
(シンベリンの後妻。息子のクロートンがイモージェンと結婚する事を望み彼を王にしようと企てる)
 
ひとり加えておきます( ̄ー ̄☆
川口覚 = アーヴィレイガス 
(シンベリン王の第二王子。幼時にベラリアスに誘拐され「カドウォル」と名付けられる。育ての親モーガンを実父と思っている)