ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『トロイラスとクレシダ』バックステージツアー 

忘れないうちに、日曜の観劇後に参加したバックステージツアーのお話を少し(メモったことだけになるので足りない部分が多いと思いますが)。
パトロクロスを演じた長田成哉くん(NHK朝ドラ「てっぱん」のマラソンくん)からご挨拶があり、その後A・Bチームに分かれてステージ上へ。私は舞台監督の白石さんが案内役のBチームでした。メインステージはものすごい奥行きがありました。(シンベリンときはバックステージも使っていましたよね?奥からゾロゾロ出てくる演出のときにバックステージ使うのね)
そこはひまわり畑。背の高いキレイな黄色いひまわりが一面にあります。後ろのほうに枯れたひまわりも。それら手作りのひまわりは350本くらいあるそうです。この芝居の舞台となるのはトロイ戦争におけるトルコ(トロイ)で、その砂漠の土地でもひまわりは育つんだそうです。美術をひまわりにしたのは、トロイとギリシャは権力戦いをしていても“自然は争わない”からという理由。
お稽古中は全て枯れた真っ黒なひまわりだったそうです(それも全てスタッフが黒く塗ったもの)が、劇場に並べたさい「明るいほうがいいな」という “ある方の一言” で1日で黄色いひまわりのセットに変更したそうです。作業は大変だと思いますが一切妥協しないのも作品と私たち観客のことを考えてのことですよねー。客席からの見え方を考えてひまわりのサイズも色々、スカスカに見えないよう下の方には丈の短い植物で埋めてあり、鉄の棒で支えてありました。すごいスピードでそれらを動かすスタッフさんたちは凄いですよね。
次は上手側へ移動(客席から舞台を見て右側が上手、左側が下手)剣や槍など武器が置いてあり、持たせてもらったのですが・・重い!あんな重い剣を持って殺陣をするって、そうとう大変そう。続いて、早替わり場へ。たくさん掛かっている鎧や甲冑を扇風機で乾かしていました。リセッシュしているんだって。甲冑は軽かったです。ほんものは30キロくらいあるそうですよ。そんなの装着したら動けませんものね(本来の戦い方はすごくゆっくりしたものらしいです)。それでもたくさん着けていて大変です。甲冑の色ですが、本来はトロイ軍もギリシャ軍も同じ大理石のようなベージュ色(その土地のカラーだそうです)ですが、差をつけるためにトロイ軍は銀、ギリシャ軍は黒に塗ってありました。
そこには背の高い壁や、ステージの上にもうひとつ出来る可動式のステージ(なんていうのかな?階段がありドアがあるところです)がありました。ステージにレールがあり4人が手動で動かしているそうです。その高さが130センチくらいあり、上に上がったらすごく怖かったです。あんな高さのあるところをトロイラス(山本裕典)は軽々と走り、上から飛んだり、飛んで下りたり・・。(トロイ戦争の発端となった)ピンヒールのヘレネ(鈴木彰紀)とパリス(佐藤祐基)がいちゃいちゃしたり・・。どうかお怪我のないように、とつくづく思いました。
彫刻や小道具、使わなくなったもの(却下になった馬“トロイの木馬”や黒いひまわり等。いつか会えるかな?)などが置いてあるバックステージを抜け下手へ。下手のほうが狭いです。赤と白のバラのセットが置いてありました。そこでは盾を持たせていただきました。本来は革が貼ってあるそうですが戦うときの金属音が欲しいという理由でアルミで出来ていました。けっこう重いし、持ちにくかったです。
松明(たいまつ)も見せてくださいました。背の高い松明は家庭用ボンベで火をつけるそうです。近くにいると熱い!!俳優さんたちが手に持つ松明はロウソクの白いところを使用しているんですって。
最後は舞台の袖、舞台監督さんが指示をするモニターがある場所へ。
今回の美術にかかった時間を質問してみました。8月2日(w(゜o゜)w えっ?と聞き返してしまいました)に業者さんと最初の打ち合わせ。図面を起こし、9日に搬入(*'o'*)。すごい・・驚きました!!
プロフェッショナルの仕事が見られるバックステージツアー、楽しかったです。
 
 
カサンドラの動きは日替わりなんだーーーー。http://ameblo.jp/shige-uchida/  美人だわー。
最近の彼らのblogは「漢」たちの画像でいっぱいです。