ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

ポップンマッシュルームチキン野郎『こい!ここぞというとき! 〜一方その頃フランスではイベリコ豚が食べ頃公演〜』★★★★★

  新宿サンモールスタジオにて。
『忘れられない人がいる。僕にとって、それは父だ。子供の時に、家族の前から突然いなくなった父。そして彼は今、僕の目の前にいる。父は今、僕からケツ毛をもむしり取る勢いで、ぼったくろうとしている。ダブルミーニングで「息子」とお別れするために・・・。旅は道連れ、世は情け!同時多発的に現れたトラブルメイカー達も巻き込んで、旅は進む!気まぐれな旅の果てに、「ここぞ」というときは、意外なタイミングでやってくるッ!』作・演出・主演も(*'o'*):吹原幸太 http://www.tiara.cc/~popn//kokozo/kokozo.html
『よ〜いドン!!死神くん』『陛下に届け』『首無し乙女は万事快調と笑ふ!』につづき、4本目のPMC。今回もケンタウルスくん(野口オリジナル)に迎えられました。何をスケッチしているんだろうと思っていたら、鳥でした。そっか、登山中だったんだものね。
 ←こんな感じ!もっともっと人数で誰かの誰かを探す旅に出ます。100分間ずっと楽しくて、有り得ない設定(でも、なくもないかも?)だけれど、なんだか感動しちゃう東京から札幌までのハートフルなロードムービー演劇!
冒頭がシリアスなシーンだったので、どんなお話なんだろうと少し身構えましたが、ぼったくりバー “無いチンゲール” に場面を変えてからジェットコースター的に吹原幸太Worldに引き込まれていきました。たくさん笑って何度か泣いてラストに泣いて後味スッキリ!下ネタにも理由あったりしてホロリとなる。一人ひとりのストーリーもちゃんと見えて、みんなが人間味があって愛しかった。
一人ひとりわかるストーリーのなか、ただ一人わからなかった角田さん(小岩崎小恵)のことがわかったときにもホロリ。ただの管理人ではなかったのです。
私は恋人を探す森本マチ(橘麦)**の結末(すでに結婚していた恋人はマチに会いたくないと言ったが・・・)が一番好きでした。**プロポーズされたとき交通事故にあってから10年トンネルにいた。「怖いとか辛いとかその場の気分だから」と10年好きでいた気持ちは揺るぎません。会いたくないと言われたけれど「生きていることが嬉しい」と。マチは素敵な女の子だけど、フライヤーのお人形で言うと頭から血を流しバンザイしている方です(笑)
生きていてくれてよかった。 何度か出てくる、そのことばにジーンとしちゃいました。
カツ子(サイショモンドダスト★)の手グセがハッピーエンドに繋がったね。ベタだけど感動のラストでした。泣かされました。今回も「吹原さん、ありがとう。」と言いたい。「逆に」が癖の逆多純はとてもステキなママ(バーの)でした。
近い未来から来た青いふたりは、もしかしたらiPS細胞により初期化されちゃってあの姿に?(笑)
あ、最後になっちゃいましたがオープニングの映像も最高に楽しかったです。そのうち、YouTubeに載るかな。
映画『トランスアメリカ』を思い出しました。ケヴィン・ゼガーズどうしているだろう。