ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

紛争地域から生まれた演劇シリーズ4『第三世代』★★★★★ 

  ありがと〜。友だちとランチ後、上野ストアハウスへ。
イスラエルインバル・ピント&アブシャロム・ポラックを知ってから、ついつい遠くで起きていることと流しているパレスチナ紛争のことなど少し気になっていたので・・。蜷川さんもイスラエルで公演するし・・。
 リーディング&レクチャー公演。
終演後のレクチャー1時間を含め、とても面白かったです。田島優成くん、よかったなぁ。今年最後の観劇をこの第三世代で〆ることが出来てよかったです。見るだけで終わらず、心に残さないと。
パレスチナ問題がドイツ人、パレスチナ人、ユダヤ人俳優によって議論される。俳優たちは実名でそれを演じたそうです。そのヤエル・ロネンさんが上演した作品と中津留さん演出の今回の作品はかなり印象が違うそうです。ラストも違うそうです。ヤエルさんのほうはコメディとして問題を風刺する作品になっているようです。私も面白いなって思ったところも笑っていいのかどうかわからなかったですから・・。どうしても構えて観ちゃいます。でも、おもしろかった!現在進行形の時代を生きる若者たちの会話なので、『負傷者16人』(←この舞台もよかったけれど)よりもずっと身近に感じることができました。
 作:ヤエル・ロネン、訳:新野守広、翻訳・監修:細田和江、演出:中津留章仁
出演:赤澤セリ、阿部薫天乃舞衣子、枝元萌、木下智恵、金成均、田島優成、坂東工、吹上タツヒロ、屋良学

http://director.freespace.jp/taf2/page003.html
イスラエル/ドイツ共同製作(2009、ワーク・イン・プログレス)ベルリン・シャウビューネ劇場とテルアビブのハビマ劇場による共同製作、ワークインプログレス作品。「ドイツ/イスラエルパレスチナをめぐる不可能になった対話を再び始めようとする若い世代の、極めて大胆で真剣な演劇的挑戦」( 新野守広「悲劇喜劇」2010 年 3月号より)。』
ホロコーストイスラエル国家の創設と存在の根拠とされ、同時にパレスチナ紛争が現在まで続く歴史のもつれた糸の根源を辿るため、俳優たちは自らの物語を対置させながら、もつれた糸のときほぐしを試みる。大きな痛みを伴う経験、世代を超えて受け継がれる記憶、狂気にいつでも転化する偏見、グロテスクな想像、不条理な現実の中でモラルは解体され、同時にそれまで定式化されたタブーとステレオタイプも打ち砕かれる。こうして歴史と記憶、個人と国家のアイデンティティーの物語の乖離と齟齬を表出させながら、ヤエル・ロネンは重く深刻なテーマを、諧謔と笑い、ユーモラスな軽さの中で風刺し対象化し、対話の壁となる対立図式を打ち砕こうとする。』
『4名のドイツ人、それぞれユーロッパ、北アフリカ、中東と出自の異なる3名のユダヤ人、キリスト教系1名とムスリム系2名のパレスチナ人の俳優たちは自身と役の間を往還しながら、しばしば役なのか俳優本人なのかの区別困難な状態に身を置き、自らを晒し、何が苦しむものを生み出し、何が犠牲者を生み出すのか、その根源を問い返そうと試みる。 本作の構成・台本・演出を担当したヤエル・ロネンは1976年生まれ。』
 
TRASHMASTERSの新作、3月みたいです。