帰宅して、1時間くらいうたた寝してしまったので、もうすぐ1時・・なので少しだけ。
kinokuniyaだったところがステラおばさんの店に。kinokuniyaでクッキーやおせんべい(伊藤軒のプチ風せん)を買うのが好きだったのに〜。
芸劇へ。
プレイハウス。
模型。美術:堀尾幸男 照明:小川幾雄 衣裳:ひびのこづえ
『エッグ』は野田さんについていくのが大変な作品だったけれど、今回はとってもエンターテインメントなNODA・MAPでした。
とても面白かった!井上真央ちゃん演じるマリアが歌う♩ヨイトマケの唄で、まずウルッと。美輪明宏さんの中身を二人で演じることに違和感全然なく、魅せられました。上演時間は長くない(130分)のに凄い充実感。そして、MIWAを演じたりえちゃんはミューズだった。多分日本一のミューズじゃないかと思う・・
メインキャスト(宮沢りえ、瑛太、井上真央、小出恵介、浦井健治、青木さやか、池田成志、野田秀樹、古田新太)だけじゃなくアンサンブルも良かった!今回はじめて舞台で観た井上真央ちゃんが予想をはるかに超えてよかった!そして成志さん!池田成志さんは沢山の役をおもしろく豊かに演じていらした(野田さんの分身のように)。『THE BEE』のときもだけど、りえちゃんと同じく野田さんから絶対的信頼を得ているんだろうなぁと実感。「盆」舞台好きなのでそれにも興奮したよ〜。まわるの、大好き〜。←(効果的なのに限る)
少年期の戦争体験、踏み絵、マリア(複数の継母/聖母マリア)、芸術、同性愛、アンドロギュヌス、天草四郎、オスカワアイドル(オスカーワイルド)、赤絲繋一郎(赤木圭一郎)、歌(シャンソン)、銀巴里、いびつ、異物、椅子、
「様々なキーワードが浮かび上がる異能の人の半生を鏡に、日本の戦後を照らし出す。」 http://www.nodamap.com/miwa/
長崎に投下された原爆を表した大きな布。一瞬にして人々をのみこんだ白い光。その一瞬がとてもとても長かった。殺す相手を選ばない、じゃなく選べない。「ぴかどんを落としたものは、誰一人として逃げていない。堂々と、人前に姿を現して生きている。だから罪じゃない」と安藤牛乳。落とした彼らは罪を感じていないんだ。
「紙は華氏451度、布は華氏764度、神様は、いったい、華氏何度で自然発火するんだろう?」とMIWA。
野田さんはあったことから逃げない。ないものとしない。今回はいつもより少しさりげなく。
そういえば、三島由紀夫の9歳のときの作文を読んだときに載っていた美輪さんの写真がこの世の者ではないくらい美少年だったのを思い出しました。青いパンツスーツのりえちゃんがそのものでした。とてもピュアな少年、その中に棲むアンドロギュヌス(安藤牛乳)の存在。かいぶつ・・。代わりに現実という罪を犯してくれる、かいぶつ。かいぶつも大きくてあたたかでとてもピュアだった。
もう そうしよう。 妄想しよう。 妄想の海の底へ逃げ込む。
MIWAと、初恋の相手(瑛太は、恋の相手を演じる)初恋繋一郎との場やりとりは可愛かったなぁ〜。東京の大学に行く前のね。瑛太を観るのは『ガラスの動物園』に続き2作品目だったけれど、のびのびしていていいね!!舞台映えするし、シリアスもコメディも全部いける・・今後観たいリストに入れたわ。←なんか上から目線ですか?
「月とスッポン?」←さぁ声をはって!赤絲繋一郎のように。そうよね・・考えたことなかったけれど、月とスッポンってカテゴリー違うよね。