叙情的というか、あれは作・演出の藤田貴大さんの心象風景なのか、とても美しい作品でした。リフレインがセリフだけでなく木枠を巧みに使った演出(=景色、それは心象風景のように)もリフレインしていた。ただ、四方囲みの舞台で背中を向けている女の子たちのセリフが細くて聞き取れなかった。
青柳いづみちゃんが出ていないのは寂しかったな・・。でも出演しないのに当日パンフレットを作ってくれたというので(毎公演いづみちゃんの手作りらしい)
(26日追記)声の話。モモノパノラマの翌日さいたまネクスト・シアターの公演を観て、発声の違いを痛感。今回のマームとジプシーも、とても面白かったはずなんだけど、彼女たちの声がちゃんと聞こえてこないので気持ちが入らなかった。舞台のまわりに小さなマイクが置かれていたのに・・(今までは四方囲みの客席じゃなかったから感じなかったのか)。ネクストの彼ら(というか蜷川組は皆)は、ささやく声もちゃんと届いてくる。マイクなんてあるはずない。蜷川さんだもの。