ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

さいたまネクスト・シアター『2014年・蒼白の少年少女たちによる「カリギュラ」』2回目★★★★★ 

 友だちへの道案内の写真を撮りながら。
やっと夕ご飯食べ終わりました。カリギュラよかったーーーーー。やっと通して観られたので、今日がmy初日のようなものです。ドキドキして眠れそうにないです。明日も観るので、今日のことは今日のうちにって思うけれど、多分だめだ・・まだドキドキしています。今日はあのときこのときのケレアの表情がよく見えるように、と奥のサイドブロックに座りましたが、明日は前回と同じセンターブロックで正面から観ようと思いました。浦和の友だちが一緒なのでやっぱりセンターじゃないとお話がわかりにくいだろうから。
 
16日しか観ていないので他の組み合わせをほぼ観ていないけれど、私は今日のソワレの《セゾニア:周本絵梨香、シピオン:白川 大、ミュシュスの妻はカリギュラがああいうひとなので納得の日替わり(←とっかえひっかえということで)で今日は長内映里香(←16日も)》この組み合わせが最高に好きです。帰りに蜷川さんと俊太郎くんに興奮しながら「今のキャストがすごくよかったです」と伝えた私でした。そう、内田カリギュラには白川シピオンがいい!カリギュラに父を殺された絶望と目の前にいるものに自然に惹かれる気持ちと葛藤していた。白川 大(まさる)くん、声がきれいで初々しくてとてもよかった。セゾニア周本さんはテッパンだと思いました。ケレアとの心理的バトルのお相手にもね。
 
で、愛しのケレアですが・・こちらも先日一幕しか観ていないし、その日の感想にも書いたけれど、川口覚くんでなければ出来ない役。「カリギュラ」のもうひとりの主役とも言えるのはカリギュラ暗殺の首謀者ケレア。ケレアの外側を演じることは他のひとでもがんばれば出来るけれど、内面からにじみ出てくるもの、美しさは努力以外のものもあるし・・だってケレアが通る道はパッと開けるのよ(演出とか照明ではなく高貴な道筋)。何より言葉を丁寧に選びながら話すケレアが、セリフを大事に大事に発する覚くんだからこそ出来る役だと思いました。
 
エリコンの小久保寿人くんは、ほんとうにあったかい。ハムレットでもホレイシオだし・・やんちゃな顔をしているのに、彼は誰かを支える役が似合う。そしてタイトルロールのカリギュラ内田健司くんも16日よりずっと良くなっていて、寂し気で哀しくて、でも「もうどうにでもなれ〜な退廃的な感じ」がよかった(笑)。
 
ラストシーンのシャンデリアが月あかりのように白く煌めき、とても眩しくとても美しかった。ああ、とてもよかった。あの、椅子をバン、バンと倒していく場面、人々をバン、バンと倒していく場面では、秋葉原無差別殺傷事件を思い出さずにいられないけれども。それが最後のカリギュラの独白に繋がるし・・。大きな鏡もリンクしている。←鏡は小栗くんのときもあったけれど。
 
今日は覚くんにも会えてよかったです。ずいぶん痩せちゃっていたけれど(喉は大丈夫とのこと)あと5ステージ、がんばれっ。カーテンコールの笑顔にほっとしました。
 
 当日券は必ず出るので、出来れば時間を作って観ておいたほうがいいと思う。とくに若い子たち。
 
時間がないので、以上ちょっと殴り書きしました。
 
「さいたまネクスト・シアター 舞台写真展」2/28まで(彩の国さいたま芸術劇場 1階ガレリア/入場無料)