多分、今日の私は0.3㎜くらい地面から浮いています。そしてサインをしてもらったiPhoneをずっと眺めています。ふふっ。
昨日の朝日夕刊に、さいたまネクスト・シアターの『カリギュラ』劇評(扇田昭彦さん)。昨日の千秋楽後に載るなんて・・ああ、先週載せて欲しかったー。大人の事情かしら・・
「今回は気鋭の俳優たちを率いての新演出で、前回(2007年、小栗旬主演カリギュラ)とはまるで違う作品に見える。カミュが青年時代に書いたこの戯曲は、清新な演技陣に似合うのだ」「異様なのは、カリギュラの独裁が、臣下たちを踊らせ、彼自身も演じる一種の恐怖演劇の形をとることだった。この特異な暴君を、内田は意外性のある抑えた演技、透明感、そして怪しい美しさで好演した。特に彼がボッティチェリ風のビーナスに扮し、若いスリムな裸体をさらす劇中劇の場面は刺激的だ」「カリギュラを批判するケレア役の川口覚をはじめとして、若手の演技には成長が見られる。その中から、カミュが挑発的に提示した世界観と権力論がくっきり浮かび上がった」