ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

カトリ企画UR08『紙風船文様4』★★★★ 


新宿眼科画廊へ。武谷さんが出演とのことだったので前々から楽しみにしていた二人芝居。
いろんなバージョンがあるのもアフターイベントがあるのも知りませんでした(笑)http://katorihidetoshi.com/kk/
白神ももこ(モモンガ・コンプレックス)出演:黒岩三佳、武谷公雄 

「何度でも歌うからスタンダード 何度でも歌えるからスタンダード」岸田國士の代表作「紙風船」を固定キャストで演出家を変えて上演する企画物だと、見終わってから知った私です。武谷さんを紹介されたのがお正月だったので昨年までは注目していなかったので・・。有名な戯曲だということも知らなかった・・
 
でも、すごく面白かった!黒岩さんと武谷さんが正面を見て並び「結婚観を話そう」というので、単純な私は「あれ?これは対談風のなにか?」と勘違いしたほど。「子どもは女の子がいいな」「結婚したらこういう部屋に住みたいんだ」「マンションの6階で」「ここにベランダがあって」「カーテンは奥さんが決めるほうがいいんだ」と小道具のイスやテーブルを動かし理想の新婚家庭を絵にしていくふたり、「テレビはここ」ソファーで並んでテレビを見るふたり。素の黒岩さんと武谷さんから徐々に戯曲のなかの夫婦になっていく演出も面白かった。
結婚1年目でもう倦怠感?同じ部屋にいてお互い苛々する存在になっちゃうのはさみしいなーと思うけれど、そこはそういう戯曲なんだからしかたないね。「紙風船」って、そうそう落ちているものじゃないので、「紙風船」の設定は難しいだろうな。と、そういう思いは横に置いて・・・ふたりの演技がとても自然でとてもよかった。

アフターイベントは上映会。『紙風船文様1(演出:西尾佳織)』ということは、この企画の1回目ですね。家具や新聞、洗濯物などが紙だったのも楽しかった。ただ・・私のいた場所のせいかわかりませんが30分くらい声が全然聞こえませんでした。本編と同じ内容ですし、わざとなのかな?と思って観ていたのですが後半はムラがありつつ音が大きくなったので、ちょっと残念。ふつうに観たかったな。
 
 『紙風船文様5』はナカゴーの鎌田順也さんの演出。パンフレットを読んだら「『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』って映画が嫌い」とあった。そうか・・私はこの映画が大好きなので、5は観るのをやめておこう。武谷さんは観たいけれど・・きっと合わないと思う。
 

 
 裏地がストライプ!