ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

昨日の朝日夕刊 

 『男が老いていくとは』ハイバイ・岩井秀人「久しぶりの実家では、定年退職で燃え尽きた父と、抗がん剤の副作用で毛が抜けた母が、ぼーっとテレビを見ていた……。あるスタッフのそんな体験を聞いたハイバイの岩井秀人が「ひどいじゃないか!」と憤り、書き下ろしたのが「おとこたち」だ。」 と、『震災後の状況「儀式必要」』東京デスロック・多田淳之介「東京デスロックの新作「セレモニー」は、そんなすっきりしない状況でも前向きになるため、不特定多数で問題意識を共有し、確認するのに「儀式」が必要との思いでつくる。観客は参列者としてパフォーマンスに立ち会う。」(井上秀樹さん)
 
 P・ブルック「驚愕の谷」を見て(岩城京子さん)『マリー=エレーヌ・エティエンヌとの共同演出により、パリで初演された新作「驚愕の谷」は、情報化社会で鈍磨した知覚を救出する試み。いわば「五感の演劇」だ。演出の構図や、役者の使い方に新奇さはない。だが長年磨かれた弦楽器のように、比類なく純化された美を放つ。』『主題は共感覚。色に音が伴い、数に形があり、無といった抽象概念にさえ視像が結ばれる。そんな特殊な知覚現象だ。ブルックは1993年に視覚失認症患者を扱うO・サックスの「妻を帽子とまちがえた男」を舞台化。以後、脳神経学の研究を続けてきた。』←もう一度観たい『THE MAN WHO』笈田ヨシさんも出演されていたもの。
『真に人間がわかるとは、どういうことか。顕微鏡の下の細胞や脳波の分析から、本当にわかるのか。3人の役者と2人の奏者(土取利行の横笛が雄弁に囁く)による75分の室内楽のような舞台は、科学の部分性に対する演劇の全体性――音楽、響き、色彩、光、温もり、身体、言葉など――を巧みに駆使し、習慣化された理解に先立つ知覚を覚醒する。』
 
 『太陽2068』に出演の前田あっちゃんの記事(井上秀樹さん)「前田が演じるキュリオの結は、ノクスにもなれる年頃。どちらの世界で生きていくか、選択を迫られる。二つの人類の対立は、現実社会における環境の違いと重なると前田はみる。「共感してもらいやすい内容」と思ったという。演出家に「自由にやっていいよ」と言われ、「ヒントもない。こんなに考える作業をしたことがなかった」と悩む。稽古場で役者同士が自分をさらけ出し、刺激し合うのが「勉強になりますね」。」