中目黒ウッディシアターにて。
【カラシニコフ不倫海峡】
平凡な夫婦だった。
ある時妻がアフリカへ地雷除去のボランティアに行くと言い出した。
数ヶ月後、妻は少年兵の持つカラシニコフに撃たれて死んだ。
男が悲劇の夫として注目を浴びた時、見知らぬ女から手紙が届く。
“あなたの妻は生きています。アフリカの地でわたしの夫と暮らしています。
わたし たちは捨てられたのです”
男は真偽を確かめるため、女と待ち合わせる。
互いの伴侶が密会
を繰り返していた円山町。
ホテルの名前は、『カテドラル』。
残された男と女が今、雑居ビルの谷間の海に溺れてゆく。
あらすじも読まずに行きました。またしても夜中になってしまったので、あまり書けない。というか、蝋燭というかキャンドルの揺らめく密室にいたので、その灯りたちに酔っています。覚くんがあまりにも近かったので酔っています。
まともに書けないわ。
とても素晴らしかったです。坂元裕二さんの脚本も朗読する二人もほんとうに素晴らしかった。往復書簡のようなメールの会話。どんどん近づく二人の距離。
「人妻」と「人夫」の、二人のなかにルールがあるから、ちょっと変わったデートのやりとりのときの覚くんの弾んだ声と顔が忘れられません。
「待つ 待たない の 待田けんいち」役の覚くんは、二人の距離が親密になっていくごとに表情が変化していき、抑えた演技(声も表情も)なのに、目と声から感情が溢れ出ていました。一方のハマカワフミエさん(実は、たまにしかお顔を見なかったですが)の声に驚きました。巧い。地に足がついた揺ぎない声で、田中ふみこという女性がハマカワさんと重なりました。
ふたりとも「ぜったい」彼らだろうと思わせる声でした。
ルールがあるから超えられない線。線を引く彼女。切ない。「待田ふみこ」として死を選んだ彼女。
落合博満記念館に落合さんが裸でバットを振る銅像があるのでしょうか?
さぁて、眠れるようにYouTubeで「ハリネズミ お風呂」を検索してみますか? ←見たら、可愛くて眠れなくなったよ。そして「飼いたくなりました」
「カラシニコフ不倫海峡」というタイトルはあまり・・(昼ドラっぽい)。そうなんだけれど、そうじゃない(笑)
川口覚くんの次回出演するのがこれ。『生きると生きないのあいだ』
ひさしぶりの友人たちと食事。美味しかったです。
ハマカワさん、こういうことは楽屋だけで話せばいいことだと思います。ttps://twitter.com/hamakawafumie/status/495427085536477184
「川口くんファンの方にうるせーこのやろうと思われるかもだけど、」の一文がなければ、なんとも思わなかったと思います。ファンが嫌がることを想定してtweetするなんて、ステキな方だと思っていたのにがっかりしました。