ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院/Die große Stille』★★★★★ 

 ヒューマントラストシネマ有楽町、今日から1週間の上映です。
2005年フランス・スイス・ドイツ製作 http://www.ooinaru-chinmoku.jp
1984年に撮影申請、16年後に撮影許可がおりたそうです。「効果音やナレーション、照明も一切つけないこと」を条件に、グランド・シャルトルーズ修道院の中に入れたのはカトリック信者のフィリップ・グレーニング監督ひとりだそうです。
神に近づくための時間がただ流れる。祈りに一生をささげる。会話もほとんどなく修道士たちは髪を剃り、配膳し、祈る。3時間音楽も照明もナレーションもなく、1日のほとんどを房で祈る修道士たちの静かな時間がただただ流れる映像なのに飽きることなく、見終わって晴れやかなのは何故だろう。盲目の修道士の言葉が胸に響きました。
 
カトリック新聞 http://www.cathoshin.com/2014/07/14/ooinaru-chinmoku/ 
『フランス・アルプス山脈に建つグランド・シャルトルーズ修道院の1日は、午後11時30分の真夜中の祈りに始まる。明け方に3時間の仮眠を取るが、午後7時30分の就寝までには、ミサと7回の祈りなどをささげる。その間、洗濯や掃除等の労働もあるため、自由時間はない。』
『修道者同士が会話できるのは、日曜の昼食後の散歩の時だけ。毎日、沈黙を貫き、必要最低限の用事はメモ書きで伝える。自給自足の清貧生活で、修道者一人一人に与えられた小さな房(個室)には、わらのベッドとストーブ、そして唯一の持ち物である小さなブリキの箱しかない。』
『映画は、ヨーロッパ映画祭2006ベストドキュメンタリー賞など、欧米で幾つもの賞を受賞しているが、監督自身が一番うれしかった賞があるという。「修道院の日曜日のミサの後、上映会を行い、3分の2の修道者が観て、とても気に入ってくれました。上映後、修道者の恰好をした手作りの“オスカー像”(米国アカデミー賞受賞者に贈られる像)をもらったのですが、どんな賞を受賞するよりもうれしかったですね」』
 
次は『イーダ』を観ます。