ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

夕刊 

 野田秀樹作『小指の思い出』の記事(山根由起子さん)。「「小指の思い出」は車にわざとぶつかって、治療費などをおどし取る「当たり屋」の赤木圭一郎が主人公。同業の粕羽聖子と出会い、子どもの時間が取り戻せる「白い実」をもらう。現代と、3人の少年が貴族の馬車に向かって「当たり屋」をする中世が交錯する……という展開だ。」
演出の藤田貴大くんは「83年の作品を現代、新たに上演することについて「初演よりせりふのスピードが速いなど、現代に合わせている。野田さんが作れないリズムと速度で作り、野田さんを悔しがらせたい」と強気だ。」「藤田の舞台では、象徴的な場面やせりふを繰り返す「リフレイン」が特徴だ。「野田さんの台本からカットしたせりふやト書きはないが、バラバラにして組み替えた。僕の舞台ではシーンを繰り返したり、戻ったりさせて、僕の文法、文体に直した」と語る。」
主人公は「赤木圭一郎」(←『MIWA』にも「赤絃繋一郎」として出てきたね)なのね。「せりふや場面を繰り返すリフレインは演じる側としては、大変だけど、キャラクターの思いがどんどん浮き出てきて、グッとくるんじゃないかと思う」と話す。「劇場全体で作る一体感をお客さんにも感じ取ってもらえたら」と勝地涼くん。
 
「自作自演/高橋源一郎×藤田貴大」に行ったときチケットを購入したけんだれど、あのチケットは当日受け取りなのかな?
 
 劇評は『火のようにさみしい姉がいて』(大笹吉雄さん)「時代の熱いほてりを個人の真情をまぶしてリリックに描き、これをホットなままに差し出すのが清水のドラマだ。したがって時代の熱気が過ぎると、従来は戯曲の核になる何かが伝わりにくいきらいがあった。」「 その難をこの舞台が乗り越えているのは、基本的なドラマの構造が思いのほかに多義的で、普遍的でもあるためだろう。今度の再演の最大の収穫は、このことを確認させてくれたことだ。」
 
 『ブエノスアイレス午前零時』蓬莱さんの脚本で森田剛くん主演。藤沢 周による芥川賞受賞作の舞台化。(記事:市川安紀さん)
「原作はダンスホールのある雪国温泉宿で働く青年カザマと、盲目の老嬢ミツコの運命的な出会いを描く中篇。蓬莱は幻想と現実の境界が揺らぐ原作の肌触りと枠組みは活かし、老嬢の記憶に鮮明に残る過去のブエノスアイレスのドラマを、舞台上で交錯っさせていく。「寓話的だけれどリアルさがある原作の匂いは残しつつ、演劇にしかできない世界を表現したい」と語る蓬莱の言葉に大きく頷く森田が演じるのは、人生に挫折したカザマと、ブエノスアイレスのマフィアの下っ端、ニコラスという二役だ。」「「影があり何を考えているのかわからないけれど色気があるカザマは、剛君をイメージしやすくて書いていても楽しいですね。一方ニコラスは、前半では快活で自分の弱さも素直に認める青年。それが後半になるにつれ、どんどん狂気が入っていく。この変化は見せどころですし、絶対に剛君はカッコいいと思います」と、森田の役どころを想定しながら蓬莱の筆も快調に進んでいる模様。」
「「普段生活してると、人間関係でも面倒なことが多いですよね。舞台にはそれがないから楽しいし、ちゃんと相手の目を見てしゃべってキャッチボールできるのが心地よくて、今回のように、普段は出せない自分の中の弱さや情けなさを芝居で出すよう、求められるものも好きなんですよ。…何でしょうね。セラピーなのかな?普段は絶対的にコミュニケーション能力に欠けているから(笑)」。」 ←もうイメージ通りだわ。
蓬莱さんが演出すればいいのになぁ。そこが決め手になるのにな。
 
 シアタークリエ『ロンドン版 ショーシャンクの空に』私はこの先行でチケットを予約しました。引換たら5列目だった〜。嬉しいな。http://www.tohostage.com/shawshank/
 
それにしても、どこも2013年11月にサンシャイン劇場で上演された『ショーシャンクの空に』(脚本:喜安浩平 演出:河原雅彦)にふれてくれないね。主演が成河くんと益岡徹さんで、とても素晴らしかったのに。スポンサーがフジテレビジョンだし、人の事情があるのかな? ロンドン版だから? https://www.facebook.com/shawshankstage