昨日と逆(奥側B列)で観劇。見え方が全然違う。ここまで違うなんてと思うほど。屋根の先端に、月の明かりに映された水の青がきれい。美術や照明の美しさも堪能。
「今日は細かなセリフまでスッと入ってきて、途中少しわかった気になって、でも後半やっぱりぜんぜんわからないわって清々しいほど思った。新月の夜、セリフなしで魚をさばく岡本くんを延々観ている時間が不思議なくらい心地良かった。好みの舞台です。」と観劇後tweet。
「女」たちの年齢設定は戯曲と同じなのかな?ラブストーリー的なところにないミステリー、サスペンスのようでもある。時間軸さえも歪んでいます。着地しないまま、帰りの電車に乗ったので、『マーキュリー・ファー』での苦しさは薄れたけれど、心の深いところにじわじわと流れ込んできています。
作:ジェズ・バターワース 翻訳:高田曜子 演出:青木 豪 美術:長田佳代子、照明:杉本公亮、音響:青木タクヘイ
こんなに分厚い!