ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

イキウメ別館カタルシツ『地下室の手記』2015★★★★★ 

  今日はほんとうに赤坂RED/THEATERへ。
 
『世間から軽蔑され虫けらのように扱われた男は、自分を笑った世界を笑い返すため、自意識という「地下室」に潜る。世の中を怒り、憎しみ、攻撃し、そして後悔の念からもがき苦しむ。終わりのない絶望と戦う元小官吏のモノローグ。』

2013年夏の『地下室の手記』は理沙役で小野ゆり子ちゃんが出ていましたが、今作は完全ぼっちの安井順平さん。約2時間ネットの向こう側に向け延々喋りっぱなし。回想シーンももちろん一人。登場から引き込まれました(フライヤーと同じ〜)。台詞はほぼ前と同じだと思う。卑屈な安井さんと「ママ」がいい味出してます。そう、舞台上にいるのは安井さん一人だけど、「ママ」「ある女」のほか、Facebookでは「ともだち」の3人もそこに存在しています。あ、あとニコニコ動画の視聴者たち、ネットの向こう側の「男」たち(女性も含め)はどんどん増えていきました。最後はもはや彼らのヒーローに・・同じ穴の狢です。何よりひとりのほうが原作っぽいですね。もはや安井さん=ドストくんだもの。
初演より「男」がとても幼く見えたのは部屋のインテリアが小学生の部屋みたいだったからだろうな。あと・・ジタバタバタバタするのが、とっても幼い。初演のほうが身につまされたのは、それかな・・。今回の私は完全にニコニコ動画の視聴者でした。
安井さんの圧巻の演技に加え、スタッフさんのお仕事が素晴らしいです。ほんとにもう今回の照明楽しかった〜。美術も・・途中「え、アクシデント?」と思う場面あり。←2013年の2回目のとき、同じようなアクシデントがあったの。もしかしたら、あれがヒントになって、はがすことにしたとか?(笑)その美術、赤坂RED/THEATERの狭いなか、3層(ドアの向こうを入れたら4層かな)になっていたのも鮮やかでした。あのカーテンの向こうはどうなっているんだろう・・というチラリズムも(笑)
 
原作:ドストエフスキー 脚本・演出:前川知大
ラマダーク・舞台監督:谷澤拓巳 ←昨年はじめて知った「ドラマダーク」というお仕事。
美術:土岐研一 照明:松本大介 音楽:かみむら周平 音響:鏑木知宏 映像:ムーチョ村松 衣装:今村あずさ
 
「男」の写真が。https://twitter.com/l_tike_stage/status/571576116072218625
  
この前も載せたけれど、2013年の感想。
1回目 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20130727/1374943887
2回目 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20130731/1375277154
今回は劇団ひとりさんからお花が来てました。キス我慢THE MOVIE2ですね!

 今日はG列。  2013年2人版のDVD購入しました。
 
劇場に入ったら、覚くんファン友だちがいて、帰りにお喋りしながら駅へ。昨年もイキウメで2〜3回お会いしたのです。すっかりイキウメファンになっていました!今度はリチャードで会うかな〜〜。