ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

「『リチャード二世』シェイクスピアを楽しむ 」★★★★★ 

松岡和子先生の講座「『リチャード二世』シェイクスピアを楽しむ 」に蜷川ファン友4人で参加(偶然別々に申し込んでいたのがわかり、ランチの約束)。
 明るい陽射しが差し込むレストランBarbara a tableで気持ちいいランチ。美味しいパン食べ放題でした。
 
『リチャード三世』ほどなじみのない『リチャード二世』。私は映画も観ていないので初。とても楽しい講座で、さいたまネクスト・シアターのリチャード二世が早く観たくてたまらない!(今回はゴールド・シアターも出演)
近日中にキャスト発表されるみたいでドキドキです。毎回心臓に悪いよー。ちょっと聞いたのですが、びっくりの配役変更。いやぁーー切ない。そしてイザベルはまだ決まっていないとのことでした。主役以外は稽古中に蜷川さんにためされ入れ替わることを前提としているので、熾烈な競争があり、誰にでもチャンスがある。男子は男性役の、女子は女性役のセリフを全て覚えるのがネクストシアター。がんばってもらいたいです。
YUKIO NINAGAWA 80TH ANNIVERSARY<彩の国シェイクスピア・シリーズ第30弾>さいたまネクスト・シアター第6回公演
『リチャード二世』http://saf.or.jp/arthall/stages/detail/2040
 
リチャード二世vsヘンリー・ボリングブルック(のちのヘンリー四世)、従兄弟で同い年、お誕生日も3日違いというふたり。ポジティブな面とネガティブな面を持つふたりの王位簒奪の物語が『リチャード二世』。よくしゃべるリチャードと無口なボリングブルック。この戯曲の四分の1はリチャードのせりふ。それがとても詩的で美しいとのこと。←これから読みます。
 
副題 The Hollow Crown = 空っぽな王冠
山場 p130 塀の上にリチャード、下にボリングブルック。下=「court」は中庭、法廷、裁判所の意味=「裁きの庭」と訳。
山場 p155 王冠を渡す(ふたりで王冠をつかむところ)
山場 p163 鏡を割る Face
 
シェイクスピアの戯曲のほとんどは「散文」と「韻文」がまじっています(位の高いもののせりふは韻文、庶民のせりふは散文)。なので演じる側がアドリブを入れたり、言いやすいようにせりふを変えていいのは「散文」のところだというルールがあるようです。
「韻文」のみで書かれているのは『リチャード二世』だけ(馬丁や庭師など庶民までもが韻文)、本を見ると白い空間が多いので他の本と比べたらよくわかりました。「韻文」で書かれているから、詩のよう美しいのね。内田くんの声が頭に浮かびます。
 
参考で観た映像はBBC(TV)シェイクスピア・シリーズ
デレク・ジャコビ主演「The Hollow Crown ー Richard II 」とベン・ウィショー主演「The Hollow Crown ー Richard II 」
 
(追って、「I(私)とWe(余)」の翻訳のこととか、書きたいです)←できるかぎり・・いつもそう言って書き足せないので)←松岡先生訳の『リチャード二世』の注釈にあったわ。p.15です。
 
http://saf.or.jp/uploads/files/R_back(3).pdf
 松岡和子先生が「あの子は天才」「けんし、ありがとう」って毎日言うくらい、内田健司くんが素晴らしいリチャードを創り上げているみたいですよ。楽しみ〜。けんしくんの衣装のセンスも素晴らしいらしくニーナが「あいつセンスいいよなぁ」とぽーっ(は〜と)となってるとか・・。
 十二夜パンフレットとリチャード二世本にサインいただきました〜。
 
 私はザッハトルテ。終わってから崎陽軒のカフェで、シェイクスピアの話をみんなで。楽しい時間は飛ぶように去っていきます。
 お土産、ありがとう。