そういうわけで、昨日のレッズの試合と、やじしんゴールした岡山の試合を観たいけれど、ひとまず『真情あふるる軽薄さ』観ています。高橋洋くん・・映像じゃなく、ずっとずっと舞台で観ていたかった。
友だちと待ち合わせ、渋谷でランチ。半券を見せるとサービスがあるって、フィナンシェいただきました。
ひとりで『禁断の裸体』、今日は最前列センターブロック。私の後ろ２列目がズラリと空席、３列目にも空席。演出の評判聞いて来るのやめちゃったのかしら・・。今日は見なかったけれど、10日も立ち見は男性ばかりだったし。
この前後ろの席で観ておいてよかった。とてもいいなぁと思ったプロジェクションマッピング（映像：＆fiction）や上の方に組まれたセットでの演技が最前だとほとんど見えないので。
作：ネルソン・ロドリゲス 上演台本・演出：三浦大輔 翻訳・ドラマターグ：広田敦郎
『妻の死を乗り越えられないエルクラーノ（内野）。兄を憎む弟パトリーシオ（池内）は馴染みの娼婦ジェニー(寺島)に会いに行き、エルクラーノと関係を持つように勧める。パトリーシオは彼女の裸の写真を持ってエルクラーノを訪ねるが、弟の言う事にエルクラーノは憤慨する。しかし、泥酔状態でジェニーを訪ね三日間を過ごしてしまう…。ジェニーは彼に心を奪われ、エルクラーノもジェニーにだんだん想いを寄せるが、エルクラーノと同じく母の死を受け入れられない息子セルジーニョ（野村周平）は、父親が母親の死を自分と同じように悼まないことに苛立ちを覚え、反発する。エルクラーノ自身も、彼女が売春婦であることや、妻の死後に交わしたセルジーニョとの約束など、さまざまな苦悩が自分を追い込む。弟の陰謀や、対立する息子。男と女、セックスと愛、結婚と、生と死と、崩壊していく家族の結末は…。』
１回（http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20150410/1428682549）観ているので、この前ほど気にならなかったけれど、目の前だから目のやり場に困ってしまった。シアターコクーンじゃなくもっと小さなハコだったらなぁって今日も思った。だって寺島しのぶさんの脱ぎっぷり・・。お肌はきれいだったけれど、やっぱり年相応の体型で、それを毎日あんなに人目に・・。せっかく面白い脚本なのに、やっぱりそればかり気になってしまった。私はジェニーにパッションは感じたけれど、ジェニーにも他のひとにも感情移入できず。私みたいなひと、他にもいるんじゃないかなぁ。まぁ感情移入する必要もないけれども。
セルジーニョ野村周平くんなんてバスルームで３人の独身の叔母たちに体を洗われるんだけど、後ろも前もすごいところまで洗われちゃって（せりふから、叔母たちの性の相手もしていたことがわかる）、それをコクーンの観客全員が見て笑って・・。男性にレイプされたり、父の後妻ジェニーとセックスしたり（父への復讐？）、大変だなぁーーーーーって、そんなふうに思うのは、しのぶさん筆頭に体はってふっきった演技をしている俳優さんたちに失礼だということもわかっていたんだけどね。
パトリーシオ池内博之くんは、だらしなく太ったパンパンのお腹＊で陰謀をたくらんでいる弟を、内野聖陽さんがダメ男の演技で笑わせれくれるので、よかったけれど・・もっと笑い飛ばしたかった。
あ、冒頭で池内くんのカズダンスあったよ。今日カズが48歳ゴールしたからかな〜（偶然かな？アドリブだったのかな〜？どうでもいいことだろうけど^_^;）
＊池内くんのあの体型は「ブラジルの堕落した男」を演じるために池内がやりきった“逆”ボディメイク！どうぞご覧ください。とゲネプロ記事に書いてありましたが、近くで見たらホントにかなり堕落してました（笑）
どうせなら３人の叔母にもっともっとバカみたいに笑いたかったなぁ。←わがまま言うと。
（´-`）.｡oO（それでも三浦さんのプロデュース公演はまた観たいけれど、ポツドールはきっと観ない。『ストリッパー物語（構成・演出）』『失望の向こう側』『母に浴す』と好きでしたから。
終わってから松濤カフェ。いつもはランチの後でシェアして食べるケーキを今日はひとりで。
池田成志さんのtweet『なんだろもっと、余裕もって艶笑喜劇的にやっても人の、悲しさ愚かさは伝わるだろうに、やたらギリシア悲劇ばりに境遇の悲しさを訴える話の運びに、戸惑う。役者が身体を張ってるだけに、そこはすげえけど、なんかどうみていいか、判断つきかねる微妙な作品でした。俺的には。』https://twitter.com/narupinsky48/status/588404330740326400
私もそう思う〜。
