『演劇やダンス作品のクレジットで「ドラマトゥルク」や「ドラマターグ」という肩書を目にする機会が増えてきた。劇作家でも、演出家でもない。制作現場で、どのような役割を果たしているのか。』『藤井慎太郎・早稲田大学教授(演劇学)によると、ドイツの公立劇場には、制作現場での演出家のサポートや劇場の年間プログラム作成などを担当する役職として「ドラマトゥルク」が置かれている。一方、フランスなどでは、作品ごとの起用が一般的という。』『長島は「世界が複雑になり、演劇も一人のディレクションだけでは『世界を映す鏡』として対応しきれない。もう一人いたほうが、色々なことを考えられる」。』『ドラマトゥルクを名乗る人の出自や仕事のスタイルは、様々だ。俳優の中田顕史郎は2001年、知人のダンス作品制作を手伝ったオランダでこの肩書を知った。』(増田愛子さん)
私がドラマターグ(dramaturge)およびドラマトゥルク(独 Dramaturg)という単語を始めて知って、それが演出家の相談役のような役割だと知ったのは『狂人なおもて往生をとぐ』のときでした。 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20140805/1407208859
「三谷幸喜のありふれた生活#749」は先週につづいて、稽古真っ盛りのSMAPの草なぎ剛くんと香取慎吾ちゃんの話。http://digital.asahi.com/articles/DA3S11720911.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11720911
『草なぎさんのホンは、最初の数日で既にぼろぼろだった。家に帰っても、とにかく時間さえあれば読んでいるという。本人の話によれば、毎日、あたまから終わりまで、ぶっ通して読んでいるらしい。これにはびっくり。』『「僕は不器用な人間なので、毎日、そんな計算はできません。全部通して読んできます」、と草なぎさん。』『それに対して、香取さんのホンは、稽古中盤まで、比較的綺麗なままであった。あまり家で読み込んでくるタイプではないことは、長年の付き合いで分かっている。そして稽古場での集中力が半端ではないことも。稽古が始まってしまうと、彼は一切余計なことは喋らない。休み時間になっても、お菓子を食べることもないし、トイレにも行かない。草なぎさんが稽古の合間に、いつも持ち歩いているという趣味のギターをかき鳴らしている横で、彼は片時も台本から目を離さない。』
『演技に対するアプローチはまったく違っていても、この二人の役者は、ある意味似ている。ちょっとでも自分をよく見せようとか、相手より目立とうなどという邪念が一切ない。だから芝居に嘘がない。そして長年にわたってショービジネスの第一線で培ってきた、佇まいの美しさ。』
私の好きな人たちはどういうタイプだろう。