『いやあ大変でした。「リチャード二世」は全て韻文で書かれているのですが、原作に沿ったせりふ回しはもう無理だと諦めて、その分イメージを鮮烈にしたいと思いました。』『浪幕は使えない? 王冠が宙を飛ばない? 着物からモーニングへの衣装の引き抜きは素早くできない? 全員でタンゴを踊れない? スタッフは全部やってくれました!』『涙が出るくらいうれしかった! ほんとうにありがとう! いい気にならず、いい演出家にならなくちゃあ。』
「海辺のカフカ」の稽古が始まっているようです。
『スタッフたちの動きを見ていると、村上春樹さんの文体にこのセットの移動が絶対に必要なんだと勝手にぼくが思っても、ちょっと気が弱くなってきます。大変だあ。』『ごめん! ごめん!』って。
与野本町まで飛んでいって、私もセットを動かすのを手伝いたいくらい!!
今日は、そんな蜷川さんとこの演出助手(リチャードまでかな〜)で、ご自身も昨年演出家デビューした藤田俊太郎くんの35歳のお誕生日です。おめでとうございまーーす!