ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『夜想曲集』★★★  

2月に取ったチケットを発券していないことに気づき焦ったよ〜。銀河劇場の隣りにセブンイレブンがあって助かりました。
ということで、東出昌大くんの初舞台を観に。というか、好きな演出家の小川絵梨子さんの演出だし、中嶋しゅうさんと安田成美さんが出るので東出くん出なくても行ったけれど・・。東出くんは川口覚くんと同じ事務所で、覚くんの舞台にいつも来てくれて、とってもいい子だな〜と思っていたので、初舞台に立ち会えて嬉しかったよ。
 可愛いデザインだったのでパンフレット買いました!D列ほぼセンター。←銀河の前のほうは傾斜がなく、前後の座席がずれていないので見にくかった〜。前の女性が大きくて、しかも背中を背もたれにつけていないので、見にくかった〜。
 
原作:カズオ・イシグロが2009年に発表した自身初となる短篇集 原題「Nocturnes」/脚本:長田育恵/演出:小川絵梨子/音楽:阿部海太郎/出演:東出昌大・安田成美・近藤芳正渚あき入来茉里・長谷川寧・中嶋しゅう
ヴェネツィアアメリカ、イタリア。三つの都市のあるホテルで交差する、音楽と人生の物語。』http://hpot.jp/stage/nocturnes
 『夜想曲集』、生演奏が心地よく、とっても上品な作品でした。登場人物たちが綺麗に交錯して、3つの短篇がきれいにとけあって1つの作品になっていたけれど、お芝居としてほんのちょっと物足りない感・・。
東出くんは剣道やっているのがチェロを弾くきれいな姿勢から想像できる。集中力がすごくあるのもわかる。安田成美さんがほんとに美しくてうっとり。なのにドタバタコメディ的な「夜想曲」パートでは包帯ぐるぐるシュールな絵図らが楽しいけれど成美さんの顔が半分見えなくてもったいな〜い(笑)可愛らしい声と笑い声が際立っていました。近藤芳正さんも包帯ぐるぐるだと声がとてもよいのがわかります。中嶋しゅうさんは老歌手のイメージ通りだけど・・なぁんだガードナーさんセレナーデを歌わない〜?って思ってしまった。ゴンドラで歌う場面、期待しちゃったよ〜。東出くんもチェロがちゃんと弾けてすごいなーーって思ったけれど、なんかやっぱり(エリートチェリストの演奏面で)物足りなかった。音楽も良くて、作品がおもしろいだけに・・。

『老歌手』旧共産圏出身のヤン(東出昌大)はヴェネツィアの広場で観光客相手に演奏をしていて、亡き母が大ファンだった往年の歌手、トニー・ガードナー(中嶋しゅう)が広場のカフェに座っていることに気付く。トニーは妻のリンディ(安田成美)を連れて旅行中で、今夜ゴンドラから妻にセレナーデを歌う計画なのだという。その伴奏にギタリストを探していると聞き、ヤンは喜んでその役を買って出るが、そこにはガードナー夫妻が秘めた複雑な想いが詰まっているようで―――
 
夜想曲』実力はあるのに売れないサックス奏者のスティーブン(近藤芳正)は、妻に逃げられ、人生のどん底に。妻と再婚相手の男から慰謝料代わりに勧められた整形手術を半ばやけっぱちで受ける。ビバリーヒルズのホテルで療養していたある日、ホテルの隣人が有名なセレブリティ、リンディ・ガードナーだと知らされる。才能もないのになぜか有名であり続ける女、最初はリンディを毛嫌いしていたスティーブンだったが、ある口論をきっかけに彼女の本当の姿を知り―――

チェリスト』旧共産圏の故郷を出て間もない頃、イタリアで音楽家になる夢を追いかけ、街中で演奏をしていたヤンは、バカンスに来ているというアメリカ人女性、エロイーズ(渚あき)から、演奏が間違っていると指摘される。彼女は高名な音楽家であると名乗り、ヤンに個人教授を申し出る。最初は怒りと戸惑いで半信半疑だった彼も、彼女のレッスンを受けるうち、真の音楽に近付いている実感を持ち始めていた。そんな折、ヤンは彼女が長年抱えてきた大きな秘密と対峙し―――
 近藤芳正さんがJasonのアルバムを紹介!女の子にふられたときにかかっていたのが Jason Mrazだったとかいうエピソードも。Jasonが日本デビューしたのが2002年くらいだからそんな昔ではないということね(笑)
 まだパラパラ見ているだけですが、中嶋しゅうさんはオルセーで観て以来ゴッホにハマり、オランダのゴッホ美術館まで「花咲くアーモンドの枝」を観に行ったとか、入来茉里さんは「ミュージカル『デスノート』の吉田鋼太郎さんのリュークにびっくり!なんて自由過ぎるのだろうと(笑)」
 「あなたの野望(または夢)」:中嶋しゅうさんのこんなコメントが。「シアター風姿花伝という劇場で、そうそうたるメンバーを巻き込み、良作に取り組む五カ年計画を進めているところで、それを将来的にレパートリーシステムにしたい」って。ワクワクするね。