ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

成河くんインタビュー<第3回> 

連載ローチケ注目俳優 第1弾 【“成河(そんは)” 密着取材③】http://engekisengen.com/stage/ltike/songha3/
 
―舞台『アドルフに告ぐ』 成河さんのなかで新しい発見はありましたか?
成河「『アドルフ〜』について言うなら、“決して昔話でもなく、他人事ではない物語”ということを観客の皆さんがどこまで真剣に受け取ってもらえるか、自分たちはそうであって欲しいと願っていましたが、実際はどうなのか幕が開くまで本当に不安でした。でも回を重ねるごとに客席から感じる反応がとにかく凄くて。前回お話ししたような“静寂”とは違う、今まで感じたことのない“静寂”を経験したんです。客席側から“すがりつくように”見られている、そういう視線を毎日ひしひしと感じていました。それは初めての経験でしたね。だからこそしっかり演じたいと思いましたし、久しぶりに“体当たり”という言葉に相応しい全力を出し切った作品になりました。それにもう一つ、自分で最近気付いたことがあって。」
 
―もちろん探究心旺盛な成河さんとしては、そんな未知との遭遇を放っておくはずないですよね(笑)。
成河「『100万回生きたねこ』のオーディションではスタッフの方々がとても時間をかけてくださって、過去の作品のこと、得意不得意はもちろん、僕のことをとにかく理解しようとしてくれました。お話が決まって、まずは一番メインとなるダンスが普通のダンスとは違ってコンテポラリーダンスですから、基礎から全然違うので時間をかけて体に染み込ませていこうということになりました。半年くらい前からレッスンが始まってコツコツやってきましたが、まあとにかく難しい(笑)。感性だったり感情表現を動きに直結させなければならないので本当に自分を解放して、感情を解放しないと身体から出てこないんです。演出家のインバル・ピント&アブシャロム・ポラックが僕たちをどう導いてくれたのかは、劇場でご確認頂けたと思います。金沢、大阪はこれからなので、ぜひ、観ていただけたらと。」