今日も大好きなお友達とランチして（デザートはシェア）、それから劇場へ。けっこう疲れてきているな、と自分でも思っているけれど、欲望が勝ってしまう。ははっ。
今日はＡ列（４列目）の通路側。前回２階席だったので見えなかった細かな表情や、素晴らしい着物や足元や装飾の小物までよーーく見えました。
（１回目 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/touch/20150911/1441985716）
ほんとうに素晴らしい舞台です。蜷川さんの集大成といってもいいんじゃないかと思うくらい。蜷川さんがヨーロッパデビューした作品。17年ぶりに上演したこの舞台にふれることができて、私は幸せですって心から感謝の言葉を言いたいくらい。
時間も蜷川さんにしては短めの２時間50分。集中が切れる時間が１秒もないです。瞬きするのがもったいないくらいだもの。まぁ、好き嫌いはあるだろうし、なんで仏壇なの？なんて声も聞こえてきましたが、それはパンフレットを買って読んでいただければ、どうして安土桃山時代の設定にしたか、なぜ蜷川さんが舞台を仏壇にしたか、いろいろ腑に落ちて、すごいなぁーーーと思うはず。こんなにも和にして違和感のないシェイクスピアは始めてです。
大好きな人たちの素晴らしいお芝居にふれ、いまも夢心地です。みなさま、ほんとうに素晴らしい。
なかでも鋼太郎さんと柳楽くんのふたりのシーンに感動しました。マルカム柳楽くんが（マクベスに妻子や家来を虐殺された）マクダフ鋼太郎さんのために涙を流し続け、元気をだせ、復讐しようと言うシーンでは、私はマルカムの涙を見てもらい泣き。柳楽くん、とてもよかった（鋼太郎さんと組むことでぐんぐん進化しているのでしょう）。予言に振り回され 錯乱していくマクベス市村さん、マクベスが「出世の仲間」だといっているマクベス夫人田中裕子さんの狂気。手についた見えない血を落とそうとこするシーンに背筋が凍る。
今日は、応援している可愛い白川くんの、マクベスに仕えるシートンがとても良かった〜。声や表情、姿勢からマクベスへの忠誠心が伝わってきました。だから最後はせつなかった。兵士役のときもとてもいい位置にいるのが嬉しい。
そして暗殺者源起くんのキレのよい動きに感嘆した私です。すごい身体能力。
浅丘ルリ子さんがいらしたのですね。私はあまりにもナチュラルな竜っちゃんを見かけました。マスクもせずに（笑）ふらっと近所に煙草買いに来たおにーさんみたいな（笑）
