ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

ミュージカル『グランドホテル』#2 成河 ビジュアル撮影レポ&インタビュー 

主人公・オットー演じるのは、海外の演出家に好かれる俳優No. 1(だと思う)我らが成河くん。着々と!という感じです。げきぴあさん、ありがとう。
 取材・文・撮影(ビジュアル風景):平野祥恵さん、撮影(インタビュー):源賀津己さん http://community.pia.jp/stage_pia/2015/12/GH-sonha.html
「今回は、〈GREEN〉と〈RED〉の2チームでの上演なのですが、こちら、単なるWキャストではなく、トムさんがそれぞれのチームとじっくり向き合い、そのチームの個性から生まれるドラマを大切にしていくそうで、なんと結末も2パターン用意される予定、とか!」
うそぉーーー。〈RED〉しか観ないのに・・。お値段が高いので両方なんて無理ですよぉ。ま、いいか。
 
 「成河さんといえば、軽やかにどんな役も演じてしまう、その演技力の高さが観る者を惹きつけ、国内外の演出家たちに引っ張りだこですが、この手のミュージカルへの出演は非常に珍しい。演劇ファンもミュージカルファンも、成河さんが演じるオットー、気になるのではないでしょうか!?」
「成河さんが演じるオットー・クリンゲラインは、重い病を患う元会計士。貯めたお金を全て使い、人生最期の日々を豪華なグランドホテルで過ごそうと、ここにやってきました。ミュージカルと言って抱く華やかなイメージとは一線を画した、重いものを背負っているような主人公です。」あら。またアドルフくらい苦しむのかしら。
 
――ホテル自体はとても豪華なホテルです。
成「きらびやかな中に影がある、そこがたぶん一番大事なんじゃないかな。絢爛豪華な中に、人物の陰影を持たせられるというのがすごく素敵なことだなと思っています。特にこのお話はこの直後にナチスが台頭してくる。その足音が聞こえてくるようなところもある。そういう皮肉がまぶされているような部分にも、惹かれます」
――『グランドホテル』という作品自体についてのイメージは?
成「そういえば僕も、群像劇を指す〈グランドホテル方式〉という言葉を聞いたことがあったな、って(笑)。とにかく群像劇の基礎になっているというところに興味を惹かれました。あるひとりの人物や物事に焦点を当てるのではなく、様々な人物の生き様に焦点を当てて、それが折り重なっていくことで何かが見えていく...。その効果は、ものすごく演劇的でもあります。そういう作品が、ミュージカルで、しかも日本で上演される、そこに参加できるのが嬉しいです」
――最後に。ご自分が今までやってきたことをぶつけ、この世界の中でどう活かすか...とお話されていましたが、成河さんが持つ強みは、何だと考えていらっしゃいますか?
成「好奇心が人一倍強いこと、かな? やってみたくないことは、一個もないので。知らないことはどんどんやってみたいです。この作品は色々な出会いもありそうですし、人への好奇心だけは枯らさずにいたいと思っています!」