ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

昨日の朝日夕刊 

 『グランドホテル』
 『逆鱗』『舞台は海中水族館。松演じる人魚が「人魚ショー」に志願してくる。』『野田が台本を書き上げたのは、昨年の年の瀬。「年末に向かって書くって一番嫌。クリスマスとか、どんどん世間が憎くなる」と言うほど、ぎりぎりまで書きあぐねたが、松に人魚役をお願いすることは早くから心に決めていたという。「第三者的な立場で語りが多い役。語りがちゃんとやれる人じゃなきゃ。たかちゃんの言葉は、非常によく聞こえる」。稽古では多少せりふを間違ってもそのまま進める役者が多い中、松は確実に直して進むタイプだという。』(成川彩さん)
 ハイバイの岩井秀人さん。『母に何度も取材して脚本を書いた。父との出会い、交際、結婚、出産、育児、父の死――。「ハイハイ(生まれて)からバイバイ(死ぬ)まで」の意味が込められている劇団名のように、父母をモデルに一組の男女が夫婦になり、壊れるまでの過程を描いた。岩井は「夫婦の概念は時代で違うのかもしれない。父の時代は夫婦は結婚して一体の生き物になる感じが強かったのでは。今は私は私、あなたはあなたという夫婦が多いのかも」と分析する。「だれかを好きとか嫌いとかいう気持ちは、一色では描けない。好きにもいろいろな色がありますね」』(山根由起子さん)
 劇評は『元禄港歌』(山本健一さん)『初演と比べて2人の母性が前景に出た。踊りで鍛え抜いた猿之助女形芸の所作と姿形、台詞が揺るぎない。情念の強さが鋭く立ち上がる。親子名乗りの場は、もう少し哀れさが欲しい。お浜役の新橋は、前半の冷ややかな嫌みや、実子次男への溺愛ぶりの写実演技の腰が強い。最後、旅立つ長男を送る場面で、エゴの愛の妄執から解き放たれて、広い母性愛に立つ風情が突き抜ける。宮沢は澄んだ高音で薄幸の愛を響かせた。段田はリアルな巧い造形だが、決めどころは様式味を増したい。差社会の強まりのせいか、差別されて生きる悲田院法師(青山達三)に率いられた念仏信徒一行の悲しみと怒り、救いへの願望が直接感じられた。愛憎、光と闇、宿命と脱出、神話と現在。相反する価値がぶつかり融合する。様式芸と写実演技の兼ね合いが難しい戯曲だ。』
 『三谷幸喜のありふれた生活#786』は「SMAP5人が揃う凄さ」「彼ら五人は、それぞれが強烈な個性を持っている。人を楽しませ、明るくする、天分がある。そしてそれを補強する技術もある。しかも努力を怠らない。人間としても愛すべき人たちだ。 だが誤解を承知で言うならば、個性的で、人を楽しませる天分を持ち、技術もあって努力家で愛すべき人は、ショービズ界には、山ほどいる。 彼らが凄いのは、そこではない。そんな奴らが五人も揃っていることが、なによりも素晴らしいし、奇跡的なのである。 僕がSMAP解散に反対の理由は、そこにある。本人たちには、僕らの知らない辛さや怒りや苦しみがあるかもしれない。しかしそれでもSMAPは存続すべきだと、僕は思う。」