ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

昨日の朝日夕刊 

リチャード二世の記事は昨日の日記に。
 『逆鱗』劇評「失われた死者の時間」(山本健一さん)「童話の美しい自己犠牲の死をかすかなヒントに、野田は人魚を残酷ログイン前の続きな死の徴にした。多少かったるい説明臭もあるが、歴史を脱臼する言葉遊びや時空間のジャンプを通して、主題が強く、シンプルに届く。死者の奪われた時間への痛苦を、今の時代から捉えなおす思いだ。」「青い海。井手茂太の振り付けによるダイナミックな群舞が、海中の神秘感を出す。人魚を水槽に入れて客を呼ぼうとする海中水族館と、非情な兵器を搭載した潜水艦。二つの世界が並行し、交わる。海底にすむ人魚が死の発射を介添えし、死者の喪われた時間の徴である首に逆さに生えた鱗を食べる。文字を一部反転させたタイトルロゴは、天子の怒りを表す「逆鱗」と真逆な民の怒りの表明か。」「海中で死んだ若者の無念な思いと時間が、溶けて塩になる。だから人は海に死者の時間を、永遠を感じる。塩は固まり、死者の首の鱗になる、という澄んだせりふが響く。頭のないグロテスクな大魚や海底に突き刺さる棺のような物体。叙情と不気味さが混じる。」
3月までがまん・がまん・がまん。
 「違和感・共感「談ス」再演 大植真太郎×森山未來×平原慎太」「3人の気鋭のダンサーがぶつかり合う作品「談ス」が3月、各地で再演される。踊るのは、スウェーデンを拠点とする大植真太郎、俳優としても活躍する森山未來、そして演劇や美術とのコラボが盛んな平原慎太郎。異なる立ち位置の3人が、空間を自在にうねらせる。」「ストックホルムでアイデアを練り、2014年9月に東京・青山円形劇場で初演された。舞台にチョークで文字や絵をかいて状況を変化させつつ、「コンタクト」という手法で作用し合ったり、3人ならではの協調や、2対1の対立・違和感を表したり、不思議なグルーブ感を醸し出していく。」「大反響に応え、昨年12月には北九州市で再演。大植は「会場を変えても、どの方向からも人をとりこめる作品と確認できた」と手応えを深める。3月にはダンス公演としては異例の、全国15都市を巡る1カ月間のツアーが始まる。」(藤崎昭子さん)
初演大好きでした。今度は会場も広くなり、円形じゃないのは残念だと思っていたけれど、そう思わせない舞台にしてくれるんだろうな。
 「反韓漂う今こそ伝えたい「焼肉ドラゴン」など鄭義信三部作を再上演」「高度経済成長に踊る1970年前後の在日の家族を描いた「焼肉ドラゴン」(初演2008年)では、国有地を不法占拠しているとして、一家が立ち退きを迫られる場面がある。実際、鄭の実家は国有地にあり、父は「戦後すぐに買った」と主張したが、立ち退かざるを得なかった。今は姫路城を取り巻く姫路公園の敷地の一部。「世界遺産が実家です」と笑う。」イキウメ大窪人衛くんも出演。「朝鮮戦争が始まった50年代を描いた「たとえば野に咲く花のように」(同07年)に、「村八分」のエピソードが登場する。」「「パーマ屋スミレ」(同12年)は初演に続き南果歩が主演。60年代、九州で炭鉱事故に巻き込まれた在日の家族を描く。」(成川彩さん)
 「指定席」は(大内弓子さん)『8月の家族たち August: Osage County』ピュリッツァー賞トニー賞をW受賞したトレイシー・レッツの作品。
「トレイシー・レッツは辛辣なコメディを書く人ですが、映画版は日本の映画館ではほとんど笑いが起こってなくて(笑)、後から観たブロードウェイの舞台版は打って変って爆笑の連続。両方観て、そのどちらでもない、押し付けがましくなく笑えるものを作れる可能性があるのではないかと考えたんです。悲劇は間近から描かれ、喜劇は距離を取って描かれるものですけど、実際、この作品は家族を俯瞰する眼差しを持っている。だからこそ見えるものがあるし、ビターでドライなブラック・コメディーとして捉えられれば面白いものが作れるんじゃないかと思っているんですね」(KERAさん)
「なかでも見どころとなるのは、母親と三姉妹の確執である。夫の失踪と焼くブルの過剰摂取で半錯乱状態となっている母。それぞれに問題を抱えている三人の娘たち。久しぶりに顔を合わせたことで巻き起こるバトルは、母のバイオレットを演じる麻実にとっても楽しみな部分だ」