作・演出:藤田貴大
出演:石井亮介、尾野島慎太朗、川崎ゆり子、斎藤章子、中島広隆、成田亜佑美、波佐谷聡、長谷川洋子、船津健太、吉田聡子
「夜」と「不在」をモチーフに描いた3作品を、タイトルはそのままに再構築し、同時上演。
「マームとジプシー『夜、さよなら』『夜が明けないまま、朝』『Kと真夜中のほとりで』観劇。3つの「夜」がひとつになっていて、劇場を出たとき、私の、そして誰かの夜にも繋がっている感覚に。今回も男の子たち、よかったな。」
「マームとジプシー、さい芸の小ホールの階段や上の通路を使った演出は、さいたまゴールド・シアターの『ルート99』の以来だったかも。思い出しちゃった。
とTweet。
青柳いずみちゃん不在なんだけど、聡子ちゃんの話し方やトーンがいずみちゃんと同じなので(まあ、これは、ずっとそう、なんだけど)それがこの劇団の特徴なんだけど、私のなかでは「藤田貴大さんのなかの女の子=いずみちゃん」になってしまったようです。そんなことや「ここまで動くのはなんでだろう(物語だけじゃなく、体の動きもリフレインしてる)」「体育のようだ」と思いながら見てしまうので、なかなか物語に入っていけなかったりも。
小ホールの構造を生かした演出、照明、そして小ホールにスズキ タカユキ(Suzuki Takayuki)さんの衣装がマッチしていて素敵でした。
もう1回観ます。
朝日新聞デジタルより『3作は「夜、さよなら」(2006年初演)「夜が明けないまま、朝」(09年同)「Kと真夜中のほとりで」(11年同)。訪れない朝や、いなくなった誰かを待ち続ける人々を描く。舞台は全て夜の設定だ。』『中でも「K」は、藤田さんの戯曲に特徴的な、特定の場面を繰り返す「リフレイン」により、登場人物たちが、Kという少女が姿を消した3年前の数時間に何度も回帰する。「過ぎ去っていく時間に対して納得がいかない、刻み直したいという思いが強くあった」』http://digital.asahi.com/articles/CMTW1602181100002.html?rm=150
藤田貴大がシェイクスピアに挑戦。マームとジプシーが「ロミオとジュリエット」。さい芸の小ホールでやってほしいな。
帰り道の楽しみ。夜しか読めないですが。