ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

さいたまネクスト・シアター×さいたまゴールド・シアター『リチャード二世』日本公演千秋楽★★★★★ 


素晴らしい千秋楽でした。こんなすごい『リチャード二世』を見せてくれて、感動を、ありがとう。イングランドから戻りたくなかったーーーーー。
 
「さいたまネクスト・シアター×ゴールド・シアター『リチャード二世』日本公演千秋楽。感動したよ。一週間ぶりだったけれど、見違えるように進化、物凄い気迫のこもった舞台でした。一幕の松田くん(ヨーク公)が兎に角凄くて、松田くんでこんなに感動して泣いたのはじめて。ああ、全員素晴らしかった。」
ネクストもゴールドも大好き❤ 蜷の綿、待ってるから。」と帰りの電車でTweet
 
復帰したモーブレー源起くん、私が一幕で感動した松田ヨーク公はじめ、本当にネクスト・ゴールド全員の熱量が凄かった。当日券で入った方々が各通路2列で座り、客席も密度が濃かった。途中、気を失って退場された方がいらしたけれど、大丈夫だったかしら?
今日のMVPは松田くんにあげたいけれど、タイトルロールの内田リチャードも最高だった。やっぱり彼で左右されるくらい大きな存在の役だから。王座を奪われた最後の最後まで気高く、美しいリチャード。
 
前にも書いたけれど、韻文のセリフを詩の朗読のように言葉を重ねてゆく内田リチャード二世と、言葉少なく表情の変化で見せる「沈黙の王」隼太ヘンリー・ボリングブルックの対比がおもしろい。リチャード二世の言葉が美しいのは戯曲でわかるけれど、内田くんの声を通すと言葉に美しさが増します。イングランドの海の場面も。
リチャードに追放されたボリングブルックがイングランドに戻ってきて、リチャードを王から引きずり降ろそうと下の庭(裁きの庭)で待つ場面、手打ノーサンバランドが内田リチャードに告げた「下へ」の声が心にズキーーーンと刺さります。そして王冠がボリングブルックへ渡り、「余」と「私」が逆転する場面はおもしろくてゾクゾクします。で、最後の最後エリコン(小久保くんを思い出す)に殺されたリチャードの棺を前に王になったヘンリー・ボリングブルックは「余」ではなく「私」に戻る・・・。
そして驚くのは幽閉先殺された後の内田リチャードが激しい殺陣の後なのに0.1ミリもピクリともしないこと。大抵の人は息が上がって、少しだけど体が動くのに。

ネクストのメンバーはみんな大好きですが(三期生とか四期生はあまりわからないけれど)覚くん退団後応援している白川大くんのヘンリー・パーシーも、とてもよかった。父ノーサンバランドからボリングブルックを紹介された時、お仕えできる喜びでキラッキラしてた。滑舌もよく丁寧に演じていてよかった。それと、冒頭シーン(貴族)、ゴールドの車椅子の一人ひとりにネクストがつくんだけど、車椅子に座っている目線に合わせてしゃがんでいたのは白川くんだけでした。

リチャード 二世から王位を簒奪してから、リチャードが愛した従兄弟オーマール公とタンゴを踊るヘンリー四世となった隼太くん(ボリングブルック)のタンゴが、あの手が、めちゃめちゃセクシー。オーマール公の竹田和哲くんだけど、リチャード王のときと踊りが違う!と思ったのは隼太くんのリードが上手いんだ!!(リチャードもオーマールも同じ受けだから)昨日の竹田和哲くんもとても良かった。
書きたいことがまだまだあります。とりあえず今日はこの辺で( ̄ー ̄)
 
蜷川さんもかなり回復されているとのこと。よかったです。復帰も近いかなーー。

 名前入りのタオルハンカチ、いただきました。どうもありがとう。リチャードが生きて死んだイギリスなのが嬉しい。