ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

Théâtre des Annales vol.4『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行“──およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない”という言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか? という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語』東京凱旋公演★★★★★ 

 キャロットケーキ食べてから
 SPACE雑遊へ
作・演出:谷 賢一 照明:松本大介 美術:土岐研一
出演:ルートヴィヒ(古河耕史)、スタイナー隊長(榊原 毅)、カミル(大原研二)、ベルナルド(小沢道成)、ミヒャエル/ヴィンセント(本折智史)
「弾丸飛び交う第一次世界大戦・ヨーロッパ東部戦線。泥まみれの塹壕の中、男は考え続けていた。──我々は、何のために生きているのか? 私にとって、幸福とは何か?「言葉」とは何か? 我々は何について語り得るのか?論理的に「言葉」を分析することで「生の意味」を見出そうとした男、その名をルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン。後に二十世紀最大の哲学者と呼ばれる男。」http://www.theatredesannales.info
 
「テアトル・ド・アナール「従軍中のウィトゲンシュタインが(略)」観劇。初演も再演もこの凱旋公演もワクワクして感心して苦しくなって最後は涙が流れた。同じだけれど同じじゃない。5人の魂が役に練り込まれて厚みを増したと思う。アゴラよりSPACE雑遊が合っている。ぜひ観ておいてほしいです。」と帰りにTweet
初めて谷賢一さんの作品を観たのは初演のこれ『従軍中のウィトゲンシュタインが(略)』でした。2013年4月 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20130401/r
昨年10月 隊長以外のキャストが変わって再演 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20151016/1445006582
 
すごい作品です。同じ物語なんだけれど、初演と比べると全然違う物語になっている。私の中で今回はルートヴィヒとベルナルド二人のシーン、ルートヴィヒとヴィンセントのシーンの比重がとても大きくて、とても楽しかった。
それと今回、アゴラ劇場と違い 〼 ←こんな感じの舞台で、 _I ←こういう座席なので、土岐さんの美術がとても近く臨場感たっぷり。動くスペースも広く、ルートヴィヒがよりのびのびしていたと思う。私は入口入ってまっすぐの奥の方の3列目に座ったんだけど、入口の出入りが多いので、入口から来たりその辺りで演技する彼らの表情、そしてミヒャエル 〜 ヴィンセント(本折さんが二役)が入れ替わる表情がよく見えて、ドキドキしながら観ていました。そして、あんな贅沢な照明を体験できる舞台なんてそうそうないですよ。3月6日まで。谷さんがTweetしていたように「間近で・肌で・感覚で、演劇を感じ」られますから。ぜひ。
 
古河耕史さんはどの舞台のどんな役も凄いのですが、このルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインもとても素晴らしいのです。もちろん全員素晴らしいので、再々演も再々々演も何回でも観たいです!

古河耕史さんのブログ、好きです。http://koji-furukawa.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-abcd.html
 先行特典としていただいたphoto book、嬉しい!
 『演劇』のゲストに好きな俳優さんたちの(井上裕朗さん、小角まやちゃん、渡邊りょうくん、中田顕史郎さん)名前が〜〜。嬉しい〜〜〜。