「蜷川実花が語った父・幸雄の最期の日常 「幸せ」を口にした瞬間とは」(島崎今日子さん)
「20年一緒に暮らした中で、遊ぶこともなく勉強し、努力し続ける父の姿を見ていられたのは大きな財産です。私が今こうしてやれているのは、幸雄イズムが染みついているからで、それは本当にありがたい。道を阻まれたことは一度もなかった。叱るときも理詰めだから反発できないし、優しいし。父親としても、とても素敵な人でした。」
「朦朧としながらも、父は「これから僕は完璧な演出家になる」と言っていましたが、父も私も仕事というよりやりたいからやっているんですよね。」
「生命の始まりと終わりって、本当によく似てるんですよ。自分じゃ起きられないし、食べるものも似てくるし。子どもの顔を拭いて家を出た私が、病院に行くと父の顔を拭いていた。」
明日は母の命日です。