ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

ミュージカル『エリザベート/Elisabeth』 2016(1)★★★★ 


 池袋から帝国劇場へ移動。チケットを引き換えて後ろを向いたら友だちが!連絡を取り合っていて中で会おうねって言っていたから、探すことなく会えてよかった。城田優くんファンの友だちにトイレの場所やパネルの場所に連れて行ってもらい、噂の豚まんを食べて、着席。

 ★今日の主要キャスト:エリザベート花總まり トート・城田 優 フランツ・ 田代万里生 ルドルフ・ 京本大我 ゾフィー涼風真世  ルキーニ・成河 少年ルドルフ・大内 天
  
「初エリザベート。B席の一番後ろで問題なく、よく見えました。高さを生かした演出。オペラグラスを持って行ったけれど成河くんを見たかったので殆ど使用せず。物語の展開(*)にびっくり。ストーリーテラーな成河ルキーニは、その物語を繋ぐ役割なんだね。」「レ・ミゼラブルみたいに全部歌じゃなくて良かった」と帰りにTweet
 
成河くんは、とても楽しそうに生き生きと舞台(*パーツ多し)をまとめていました。場面転換のたびに変装して出てくるイタリア人ルイジ・ルキーニ。身体能力を生かして軽々と舞台を動くルキーニですが決して軽くない。中に深い闇を感じます成河ルッキー。初めて彼を見る方は声高いなって思うだろうけれど、聞きやすい声でセリフが明瞭。言葉が耳から落ちてくるでしょ〜見事にくるくるって場面をまとめていくでしょう〜すごいでしょ〜(いつもそうなんですよ。と私)。成河くんが出ているからか、それは初演からなのか、初めてなのでわからないけれど、カフェの場面から始まって成河ルッキーが絡む場面はいわゆるとても演劇的。しっかりミュージカルとの垣根をなくしてくれています。大きく言えば「演劇」だものね。そしてどの場面も好き(まさかアドルフの場面もあるとは!)
(最後のカーテンコールでの成河くんの “芝刈り機”、カーテンが降りるギリギリまでバイバイする手が見えて嬉しかった〜)
 
「トート閣下」とルキーニが呼ぶ「黄泉の帝王トート」の城田 優くんの存在感すごかったわ。大きいし、声も歌もいいので、B席からも大きく見えました(顔のパーツが派手なので表情が変わるのも遠目からうっすら見えた)。美しくて大きいので、この設定にビッタリ。「黄泉の帝王」というよりもっと繊細な感じ(**)がしました。トートと少年ルドルフ、トートとルドルフ、トートと男たちの場面が好き。
 
花總さんのシシィは、あらすじを読んで思っていたより弱かった。歌声のせいかな?高音が裏声だからか、歌が弱いので、城田トートの声量と違うのが耳慣れない感じ。歌は弱いけれど、可愛い少女から大人の女性まで生きてみせてくれていました。ウィーン版が好きという友人が『シシィが生み出した「死」が「トート」**』だと言っていたのがよくわかり、そうだなと思いました。

フランツとシシィが一目で惹かれ合ったようにも思えなかった。前の方の席で見たら違う感想かも。
ゾフィーの歌が歌謡曲っぽい・・かな。
 
少年ルドルフは大内 天(そらと)くん。歌が上手!!天使のように可愛いだけじゃなく演技・表現力もしっかりしていて素晴らしかったわ。ルドルフ少年、ママが恋しくて寂しいからってねこを撃っちゃったのは驚きの設定。
京本大我ルドルフも良かった!!もっとルドルフの出番が多ければいいのにーー。あ、彼は「NINAGAWAマクベス」 マクダフの息子ちゃまです。
あと・・革命家の広瀬友祐くんが好きかも。
 
 もう眠いので感想は追々・・というか次回(来週)にしようと思います。最後に・・劇中で成河ルッキーが「アモーレ」「アモーレ」って言うから、そのたびに長友の顔がちらついて困ったわ。
 
脚本/歌詞:ミヒャエル・クンツェ 音楽/編曲:シルヴェスター・リーヴァイ 演出/訳詞:小池修一郎
音楽監督甲斐正人 美術:二村周作 照明:笠原俊幸 衣裳:生澤美子 振付:小㞍健太/桜木涼介
大好きな二村周作さんのミュージカル舞台美術がやっと見れたーーーー。
★Story「19世紀末のウィーン。若き皇帝フランツ・ヨーゼフが我が妻にと選んだのは、自由な心と魂を持つシシィ(エリザベート)だった。一目で惹かれ合い、固い絆で結ばれたかに見えた2人だったが、その愛はハプスブルク王朝の破滅への序章であった。自由を愛するエリザベートにとって、宮廷での暮らしは苦痛以外の何ものでもない。姑の皇太后ゾフィーが取り仕切る宮廷では、自身の子供を自ら養育することも叶わなかった。ある日、自分の美貌が武器になることに気付いたエリザベートは、自らを完璧に磨きあげ、ハプスブルク帝国の皇后として栄華を極めてゆく。エリザベートが望みを叶えたのも束の間、彼女のまわりには、夫の不義、国民の誹謗中傷、愛する皇太子ルドルフの死と、不幸の影がつきまとう。そして、それらの不幸と共に彼女の前に現れるのが黄泉の帝王“トート=死”。トートはエリザベートが少女の頃から彼女の愛を求め続け、彼女もいつしかその愛を意識するようになっていた。しかし、その禁じられた愛を受け入れることは、自らの死を意味することであることも、エリザベートは知っていた。滅亡への帳が下りる帝国と共に、エリザベートの“運命の日”は迫っていた・・・。 」
 
いつか松たか子シシィが見てみたいなーーー。