ミュージカル『エリザベート／Elisabeth』 2016 東京千秋楽（８）★★★★★

　今日は最後なので、幻の豚まん食べました。my初日、プチ一人会、そして今日で３回目。

　13：30開演★今日の主要キャスト：エリザベート【オーストリア皇后】・花總まり　トート【黄泉の帝王】・城田優　フランツ・ヨーゼフ【オーストリア皇帝】・佐藤隆紀　ルドルフ【オーストリア皇太子】・京本大我　ゾフィー【オーストリア皇太后】・香寿たつき　ルイジ・ルキーニ【皇后暗殺者】・成河　少年ルドルフ・加藤憲史郎

　
本当に素晴らしい千秋楽でしたね。ルキーニを演じた成河くん輝いていました。最高でした〜ルイジ・ルキーニ。今回もまた新しい世界に連れて行ってくれた成河くんに、一千回のありがとうを。カーテンコールの司会も良かったです。
席は、L列サブセンター。ここがちょうどよく全体を見渡せ、オペラグラスなしで表情までよく見えました。私の周りはほぼ皆様オペラ・・というか双眼鏡？で見ていましたが・・(^^;;

　『エリザベート』2016年7月26日帝劇千穐楽カーテンコールだけ載せておきます。
フランツ・ヨーゼフを演じたシュガーこと佐藤隆紀さんは今日が大楽。お疲れ様でした。昨年ミュージカル初挑戦だったというので驚きました。シシィと出会った若い頃のフランツの若々しい声と歌声が歳を重ねるごとに変化していくのが一番わかりました。そう思っていたら、声フェチっぽい（笑）
　
書きたいことがありすぎて、書けないパターン。
成河ルッキーを最初に観てしまったので、次回以降成河くんのルキーニ以外私は観ることないと思う。いっくんルキーニが悪いとかでなく、私が腑に落ちた『エリザベート』のルキーニの立ち位置が成河ルッキーだから。いっくんルキーニは物語の中にいて、成河ルッキーは物語を進めていた。神様みたいな人が最初に「どうしてだ？ルキーニ。なぜ皇后を殺害したのだ」とルキーニに質問してこの物語がはじまったから。
印象に残る動作としては、最初の腕をこするところ。マクベス婦人を思い浮かべます。
それとトート閣下と同じ動作をするところ。
トートはシシィが作り出したものだというストーリーをルキーニが作り出していて、トートはルキーニでもあるのかなと。
孤児で誰からも愛されなかっただろうルキーニは権力者である王侯を憎み、テロリストへとなったけれど、内心はシシィに憧れていて。愛情が憎しみは表裏一体。だからトートを創り出したんじゃないのかなと思ったんだけど。

フランツとともにハンガリー訪問したエリザベートがマントを脱いでオーストラリアカラーのドレスを着ている姿をお披露目したときに、涙が。ELJEN! ハンガリー!
エリザベートに「幸せなのは今のうちだけだ」というトートは、ルキーニの心だと思う。
　
トートで好きなシーンは少年ルドルフ、青年ルドルフと二人だけの場。それと、美しさを維持するためほぼ食事もせずに運動ばかりして倒れたエリザベートのベッドに医師に変装して入ってくるトートさま。原因はフランツがマダムヴォルフの店の娼婦（ゾフィの差し金）から病気を移されたからだと嬉しそうに告げるトートさま。メーテルみたいないよしおトートはねっとり（笑）しろたトートが死にたいと言ったエリザベートに「待ってた」とウキウキしたのも束の間、まだ死なないと黄泉の国へ行くことを断られたとき瞬時に落ち込むというか無表情になるシーンがすごく好き。
HASS（憎しみ）ここで時代が合わないヒトラーを登場させているけれど、（それに対して、成河くんは小池先生に疑問をぶつけたという。ドイツ人主導になっていく時代がわかりやすいので、問題なかった）