ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

飛ぶ 鳥を落とす勢いで 

成河くんインタビューラッシュです。
★おけぴ★ルキーニ役として旋風を巻き起こしている成河さん取材会の様子をレポート(豚まん会vol.2ですね)http://okepi.net/kangeki/937
お写真も良いですよーー。
【小池先生とすごくよい関係が築けているようですが、先生の魅力は。】「僕がたくさん議論を吹っかけて、その中での発見は、先生は唐十郎が好きで芝居をはじめたアングラ好き青年だったということ。僕はその世代のことはリアルタイムでは知りませんが、アングラの第3、4世代と呼ばれていたものを見て芝居を始めたので、なんか話が合ったんです。しかも、膨大な知識量、見識の高さから出てくる話が本当に面白くて!芸術としての本質を突き詰める一方で、あくまでもそれがショウビジネスの上に成り立たなくてはいけない、そこで常に葛藤されている方なんだなという印象を受けました。その水と油を抱えながら、その二面性が色濃く稽古にも作品にも表れているんですよね。 」
「こうして素直に先生とお呼びできますし、それほどまでに心から尊敬することができました。それが稽古中の何よりの収穫です。」
「ただ、これは最初からわかっていたことですが、正直に申しますと先生と2週間しか稽古出来なかった、それについては心残りです。演出家さんと一緒に稽古をする時間としては僕にとっては…なんていうか…空前絶後の稽古不足です(笑)。」
 
「台詞劇で、2時間芝居を積み上げて、積み上げて、最後の5分でグッと感情を揺さぶる。それがワンフレーズ5秒くらいの歌で、ドバーッって泣けちゃうんですよ。僕だって袖でいっぱい泣いていますよ。音楽には理屈じゃないなにか超越したものがあるんですよね。僕はこれまで戯曲と向き合ってきたので、ついつい言葉に寄ってしまうのですが、どうもメロディには言葉や理屈ではないものがあるらしいぞ…というのが、今の僕の中でのブームです(笑)。 」「メロディというのはとても陽なもの。これは井上芳雄先生から教えてもらいましたが、どんなに深刻で辛い物語であろうとも、歌にはどこか陽の部分があり、歌で伝えることによる浄化作用とでもいうか、そういったものがあることがわかってきました。」
 
博多座のある福岡は井上芳雄くんの故郷】「はい、実家に泊りに行きますよ!まだ、何の約束もしていないけど(笑)。勝手に決まっています、僕の中では!」
ミュージカル『エリザベート』福岡公演:2016年8月6日(土)〜9月4日(日)http://www.hakataza.co.jp/lineup/h28-8/index.php
 

★SPICE - エンタメ特化型情報メディア★「僕は芝居を観るのが好きで好きで好きで!」「葛藤したり翻弄される役のほうがおもしろいじゃないですか!」http://spice.eplus.jp/articles/70178
こちらのお写真も良いですねーー。
「キャストが日々変わるのが本当に新鮮で!本番を重ねて熟成されていくものは自分の役だけでなく、相手役との関係性もあるじゃないですか。相手役との関係性や呼吸が熟成しかけた!…と思ったら相手が変わっちゃうんで。再び最初の人と組むときにはともすると少し後退したところから始めなければならないこともある。2連続、3連続で同じ相手とやれて「ああ、ここはこうやっていけば深まっていくのかも!」とピンときたところで相手が変わって違うアプローチをしていかねばならない…一度リセットされてしまうのがもったいないところかもしれませんね。」

「僕は芝居を観るのが好きで好きで好きで!そこからこの世界に入ったようなものです。そして登場人物の葛藤だとか翻弄されていく姿を観るのが特に面白いと思ってます。だから役をお引き受けするときも、そういうとらえ方をしているんだと思います。この人はどこに矛盾があってどこで葛藤しているのかと…『アドルフに告ぐ』なんて葛藤の塊でしたから!(笑)でもそういう役のほうがおもしろいじゃないですか! 観ていてもね。」
 
「日本にも優れた劇作家さんが山のようにいらっしゃいますし、…「ミュージカル」と「それ以外の演劇」と呼ばれるのは由々しき問題だと思っています。文化的土壌がやせ細っていくように思います。」
 
「僕自身も先輩や周りの人にいろいろな事を教えていただいたんですが……好きな言葉があって。「教わる気のないヤツは何を教えても育たない。教わる気のあるヤツは何も教えてなくても勝手に育つ」。たぶん会社に勤めている方はもっと実感があると思うのですが、役者業や芸事ってまさしくこの言葉がど真ん中なんじゃないかと。僕はいい背中を見て育ったという思いがあるので、もし自分にできることがあるのなら背中を見せてあげられたらな、と思いますね。もし若い人が「あ、ストプレでしょー?」とか言ってたら怒りますけど(笑)。」
すごくわかる!!!!
 
そういえば、豚まん会vol.1の日にジョン・ケアードが『エリザベート』を観にいらしたのよね。ジョンも私も(笑)成河くんが出ていなかったら一生観なかったかもですよね。