ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『娼年』★★★★★ 

 1幕 80分(休憩15分)2幕 85分 
「芸劇プレイハウスにて『娼年』観劇。2階席センター。結構疲労してます、私。でも、どのシーンもいやらしさは感じなくてカラッとしてたし、りょうくんのお客さまである女性たちが抱えてきた人生を垣間見てホロリとなったほど。桃李くんナイスキャスティング。3時間終わりまで清潔感が漂い、→続く」
「『娼年』続き→ 長い階段を降りてくる姿の美しさったら、天使ばり。高岡早紀さんとのシーンの最後にベッドの周りにたくさん女性が集まってきたときはエヴァの最終話かと一瞬思ったけれど(絵的にね*)。それにしても桃李くんと女優さんたち…凄いなぁ。ほんとに。あっぱれです。」
 
「『娼年』にいやらしさを感じなかったのは、桃李くんの清潔感と、あと女優さんたちが皆さん綺麗でスタイルがよかったからだと思う。同じ三浦さん演出の『禁断の〜〜』の内野さんはかなり生々しかったもの。」
と帰りにTweet
(*カーテンがベールのようにまあるくベッドを包んでいて、その周りを囲む女性たち=シンジをまあるく囲んで拍手人たちの輪 の構図が・・)
流れ姉妹のかつこさん*、綺麗だったなぁ。(*村岡希美さん) で、樋井明日香さんにびっくり。
猪塚健太くんも頑張ったね。http://entertainmentstation.jp/38108/
 
でもね。緊張感たっぷりな場面と場面の間に、笑わせてくれるエピソードがあってほっとしました。70歳の和装の老女(江波杏子さん)のエピソードと泉川夫妻(車椅子のご主人と若い奥様)のエピソードは、客席が緊張から解き放たれたように笑い声で溢れました。
 
ただ、赤裸々すぎて、客席が息を潜めているのがわかるし、近くのおじさんがずっと双眼鏡(オペラグラスでなく)で見てるし、普段は観ながら俳優さん自身を思い浮かべることなく役の人を観ているのですが、今回は「領くん」ではなく「桃李くん」、「高岡早紀さん、きれい〜」「村岡さん、きれい〜」「え、安藤さん・・」というふうに、そっちに気持ちがいってしまいました。ということは・・物語に集中できていなかったということかもしれない。(ああ・・桃李くんより女優さんたち・・いくら演技とはいえ、裸を・・なかり過激なロマンポルノ(*'o'*) みたいな性行為を・・映像ではなく生で、毎日大勢に見られちゃうなんて(恋人や家族にも(*'o'*))・・見ておいて言うのもなんだけどね・・覚悟を決めて演じた方々にこう思うのは失礼かもしれないけれど)
 
娼年』はあの長い階段を下りてくる演出が神聖で良かったな。天使が地上に降りてくる感じ。だから観ていて魂が浄化される気までしたのよね。桃李くん、今回の舞台、俳優としてプラスになったね。
 
公式ホームページ http://www.shonen.jp
http://hpot.jp/stage/shonenn
原作:石田衣良 集英社刊「娼年」・「逝年」  脚本・演出:三浦大輔
出演:松坂桃李 高岡早紀 佐津川愛美 村岡希美 安藤 聖 樋井明日香 良田麻美 遠藤留奈 須藤理彩 猪塚健太 米村亮太朗 古澤裕介 江波杏子 鈴木葵椎 楢原嵩琉
STORY
『森中領(松坂桃李)は、ごく普通のフリーター。毎日を無気力に送っていた。ある日、友人の進也(米村亮太朗)が40代半ば綺麗な女性を連れてきた。御堂静香(高岡早紀)である。「女性なんてつまらない」という領に静香は“情熱の試験“を受けさせる。それは静香が経営するボーイズクラブ“クラブパッション”に入るための試験であった。最初こそ戸惑うが、領は娼夫の仕事にやりがいをみつけていく。それは、女性ひとりひとりのなかに隠されている原始的な欲望を見つけ、それを心の陰から実際の世界にひきだし実現していくこと。領と出会い、彼との時間を過ごすことによって、彼を買った女性たちは自分を解放していけるのだ。領と静香は次第に惹れあっていく。静香に褒められたくてずっとこの仕事を頑張ってきたという領。その思いを受け止めることを決めた静香であったが…』
 
石田衣良の小説「娼年(しょうねん)」と「逝年(せいねん)」をベースにした舞台。舞台の中心となるのはベッド。「ごまかすとかじゃなくて、臨場感を持って体感してほしい。本当に行われているように見せたい」と真っ向勝負の構えだ。「丁寧に描かないと、男の独りよがりの視点になってしまう。きれいごとではなく、共感してくれればいいと思っています」(毎日新聞/濱田元子さん)http://mainichi.jp/articles/20160823/dde/012/200/003000c