ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

柳下大×藤田俊太郎 

柳下大×藤田俊太郎。不朽の名作のもと、若き俊傑が相見える。あえて得意なものを手放すところから始めたい。進化するミュージカル『手紙』の幕開け。」(取材・文&撮影:横川良明さん)
http://www.confetti-web.com/sp/feature/article.php?aid=228
 写真の俊太郎くんが元気そうでホッとしました。細いけれど・・・
柳下大くんは「浮標(ぶい)」以降の演技がとても良かったので(Dステ19th「お気に召すまま」も)、ミュージカル『手紙』楽しみにしています。(太田基裕くんとのWキャスト)
 
柳下「この作品に関してはあまりミュージカルという意識はないんです。それよりもこの作品を早く世に出したいという気持ちでいっぱい。これが自分の起点になったという作品は今までいくつもありましたけど、それも踏まえた上で、この『手紙』が一番だったって言えるような、そんな作品にしたいです」
 
藤田「今でも演出をしながら蜷川さんの声が聴こえてくる場面は何度となくあります。少し思い出話をさせていただくと、以前、ある地方に劇場入りしたとき、スケジュールの関係で蜷川さんも美術家さんもいなくて、演出助手である僕が舞台美術の位置を指示しなければいけないことがあったんです。僕は何とか必死で東京の劇場と同じ舞台美術を再現したんですが、後から蜷川さんが到着するなり、一言、“やり直し”と。と言うのも、東京の劇場は客席が舞台に対し長方形だったのに対し、その劇場は客席がやや扇状だったんです。客席の構造が変われば、舞台美術の見え方も変わる。僕はそれにまったく気づいていなかったんですね」
藤田「何でも昔は自分で3階席まで走って必ず舞台の見え方を確認していたそうなんです。その経験があるから、劇場に入った瞬間、蜷川さんには全客席の見え方聴こえ方がわかるんです。前回の『手紙』では新国立劇場小劇場の他に、新神戸オリエンタル劇場、そして枚方市市民会館に行かせていただきましたが、新しい劇場に一歩踏み入れるたび、頭の中に蜷川さんの声が甦ってきましたね」
 
「意気込む柳下に、藤田から3枚のDVDが渡された。劇中に登場する名曲『イマジン』を歌うジョン・レノンのニューヨークでの生活に迫った『ジョン・レノン、ニューヨーク』、刑務所での生活がリアルに描写された崔洋一監督の映画『刑務所の中』、そして『手紙』のトーンを決定する上で参考にしたという洋画『ディス/コネクト』の3枚だ。」