ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

2015年の都々逸 

01月 お題【響】【鶴】【辞】【鈍】【始】 
 【新春吟】「ふたりで作った日々思い出は 私の心の中にある」 詠んでみました。母へ。
 【新春吟】「お餅いくつかたずねる母の 声で目覚めるお正月」
 【響】「リズムに合わせてミシンを踏んだ 母の鼻歌響く午後      ←(佳)
 【鶴】「元気になぁれと一言添えて ビタミンカラーの鶴を折る     ←【 三才の「天」】いただきました〜(*^o^*)
 【鈍】「あなたは知らない鈍感だから 髪を切ったの五日前       ←(佳)
 【始】「他愛もない日々始まり終わり 君と言葉を交わしたい      ←(佳)
02月 お題【欲】 【静】 【脱】 【正】 【引】
 【欲】「指輪のサイズを会話にまぜる ホワイトデーまであと少し」   ←(佳)
 【欲】「食べたいお腹がぐーっと鳴った 給料日前の冷蔵庫」      ←(佳)
 【正】「私が笑えばあなたも笑う それが正しい愛かもね」       ←(佳)
 【引】「明治生まれのリアルな歴女 祖母は我が家の生き字引」     ←(佳)
03月 お題【袖】【明】【居】【良】【飲】
 【袖】「卒業証書を両手で抱え 振り袖よそゆき顔の春」        ←(客)
 【居】「変えられなくても何かが起こる 春が人待ち顔で居る」     ←(客)
 【飲】「作り笑顔で飲んでる酒は 喉を冷たく落ちてゆく」       ←(客)
 【飲】「白んでいく空見上げて思う ちょっと一杯だったはず」     ←【三才の「天」】いただきました〜(*^o^*)
04月 お題【若】【贈】【一】【習】【旗】
 【贈】「まあるい陽だまりカーネーションに 息子にもらった上機嫌」  ←(秀)
 【一】「ショートカットの君眩しくて 春が一緒に降りてきた」     ←(客)
 【一】「遠い日河原で拾った石に 思い出ひとつが遠くなる」      ←(佳)
 【旗】「お子様ランチの旗欲しがった 君が背丈を超えた春」      ←【三才の「人」】いただきました〜(*^o^*)
06月 お題【恩】【側】【幸】【脇】【雷】
 【側】 「パパの腕から彼へとバトン 新しい道進みます」       ←(佳)
 【月刊の小冊子に載った作品】
     「川面に映った小さな月と 今日の私に手を振ろう」(評:今日との別れを揺らめきの下方に見て傷を癒す。とに角また明日。)
07月 お題【土】【喜】【運】【上】【師】
 【土】「風の誘いに寝転ぶふたり 土の匂いも柔らかい」        ←(秀)
09月 お題【玉】【丸】【若】【少】【脈】
 【丸】「風もひかりも優しくなって 丸めたしっぽに落ちる秋」     ←(客)
 【若】「モノクロ写真の武骨な父と いつの間にやら同じ顔」      ←(客)
 【少】「落ち葉はりつく靴底蹴って 少年少女の雨上がる」       ←(客)
 【脈】「君が白い歯のぞかせたから 脈があるかと自惚れる」      ←(秀)
 【脈】「細く連なる峰々眺め 紅葉おかずに塩むすび」         ←(佳)
10月 お題【山】【探】【菊】【民】【追】
 【探】「探しているもの探してくれる 妻がいないと探せない」     ←(佳)
 【追】「時に追われて時止められて インターネットの果てのない」   ←(秀)
11月 第7回都々逸 全国大会
 【事前投吟の部〈自由吟〉】「季節に添わせた文香を入れて あなたに綴ったラブレター」 ←(佳)
  お題【見】【飛】【七】【音】【運】
 【見】「刈り取り間近の稲穂が光る 見慣れた景色が深くなる      ←(佳)
 【見】「隠しきれない笑顔を見せて 恋する乙女の顔になる       ←(佳)
 【飛】「母はいつでも先周りして 飛んでくる子を受け止める      ←(佳)
 【七】「帯がきつくて泣きべそかいた それでも食べたい千歳飴      ←(秀)
 【塩】「喧嘩した日のひとりのごはん 全部塩っぱい味がする」      ←(客) 
 【尽】「尽くすタイプじゃないけどわたし 愚痴でもなんでも聞いたげる」 ←(客) 
11月 第8回都々逸 全国大会
 【事前投吟の部〈自由吟〉】「家族揃って囲んだ鍋に 父の奉行がしゃしゃり出る」 ←(佳)
  お題【同】【道】【糸】【痛】【会】
 【同じ】「遥かな記憶にたなびいてくる 煙草の煙に父の顔」       ←(佳)
 【道】「好きなあの子を呼び止めたくて 背伸びして待つ通学路」     ←(佳)
 【会】「思い出せない会話があって 耳を澄ませる老夫婦」        ←(佳)
 【会】「無骨な父が覚えたメール 会話の最後が笑ってる」        ←(佳)