ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『子午線の祀り』成河くんインタビュー

『げきぴあ』に成河くんインタビュー記事 http://community.pia.jp/stage_pia/2017/05/shigosen170524-01.html
「ここ数年、話題の舞台にこの男あり!そんな言葉が決して大げさではない。注目の舞台へ次々と出演し、めざましい活躍を見せる成河。」
    ええ、わかります。同感です。しかも主演だもの。
「──この作品ならではの魅力をどんな部分に感じていますか?

一番の強みであり、難しさでもあり、この作品の意義とも言えるのが、"語り(モノローグ)"と"対話(ダイアローグ)"の言葉が同居しているところだと思います。それはすごく難しいことで、シェイクスピア的ですね。
伝統芸能というのは、あの長い語りの言葉を語るためにあると思うんです。あれだけ長いモノローグを古語で語ろうとするとき、伝統芸能の様式でなければ太刀打ちができない。万作先生、右近さん、嵐さんは古典芸能の方々なので、それぞれの様式を武器にして、取り組まれている。でも、僕はその様式を持っていないので、どのように自分なりの表現をするかを考えているところです。」
──萬斎さんは、成河さんの「響く声がよい」と仰っていたそうです。
「本当ですか? それは初めて聞きました(笑)。ただ、この作品はやはり言葉ありき。長い文章の中で表現される言葉がとにかく美しく、セリフを耳にしながら頭に浮かんでくるイメージが本当に素敵だなと思うんです。だから、お客さんの頭の中に浮かぶ"画"をゴールにしたいです。"音"や"声"が耳に残ったり、"表情"が脳裏に浮かぶのを通り越して、"画"が浮かび上がればいいなって。いや、それが最も難しいことなんですが(苦笑)、それでも僕が目指すべきはそこなんじゃないかと。」
「いろんな様式や作家さんに興味があって「え? それ何? 知らない!」ってそこに駆け寄っていくということを繰り返してきたし、それはいまでも同じ。もちろん、10年前、15年前と比べて、知ってることは増えて、自分の中にいろんな"材料"は蓄積されてきたけど、知れば知るほど、知らないことが増えるのがこの世界なんですよね(笑)。」
 頭の中にあるたくさんのことを、わかりやすく的確に言葉にできる成河くんって本当にすごいなーーー。