ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

さいたまゴールド・シアター第7回公演『薄い桃色のかたまり』2回目★★★★★ 



1回目★★★★★ http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20170924

本当に素晴らしい公演で、胸がいっぱい。
ゴールド・シアターの皆さん、ネクスト・シアターのみんなが愛しいです。
3時間以上の舞台を危なげなく、生き生きと役を生きるゴールド・シアターの皆さん(もうプロンプターなんて付いていません)を蜷川さんは空からニコニコ見ているんだろうな。毎回思うけれど、演じているんだけれど、演技じゃなく本物に見えるから不思議。だから胸を打つんだと思う。
「学」と恋をする真佐子さん(上村正子さん)とてもよかったなーー。ハタヤマとのシーンは色っぽくてね。ミドリとのシーンもよかった〜。
 
さいたまゴールド・シアター『薄い桃色のかたまり』2回目。動いてくる電車のシーン、雨のシーン、ダンスシーンは圧巻。答えがないまま終わる。だけど登場人物たちの力強さに胸が熱くなり、恋の話をする女性たちが可愛らしい。ダンスのシーンは亡くなった人たちへの鎮魂と生きていくものへの希望。」
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震災という重いテーマだけど、各シーンがどれも楽しそうな日常なので余計に胸が締め付けられるのです。
雨のシーン(傘をさす人、ささない男)と、ラストの線路と桜並木のシーン(向こうに行く人、行かない二人)が、美しい中に悲しみもあり、鎮魂だなと思う。
 
今日は手前側のサイドの最前列。今回はサイドの方がいいです。正面の上に「若い男(内田くん)」が何回も登場するから。←若い男だけじゃないし、この公演のヴィジュアルになっている木の影もサイドの方がよく見えます。
 
竪山隼太くん(体張ってる)、内田健司くん(指噛まれてる)、白川大くん(「話がしたいんだ」が印象的。『少女ミウ』の家族の会話とダブります。)たちの演技も嬉しい。ネクストの古典じゃない演技が新鮮!
 
白川くんの「学」がいちばん面白い役(←大変だろうと言う意味で)。特にハタヤマとの関係(だって、イノシシに襲われ(被災)たのをハタヤマが助けたというけれど(ハタヤマはお見舞いに来たんだよね)、なのに母とハタヤマが好きあっていたり、その母が自殺したり(この自殺は、『少女ミウ』のあの家族と同じなのか・・)(←どうしても『少女ミウ』が切り離せない。あの家族は原発事故で被災したのでなく、電力会社側の家族だったけれど)(電力会社側=ハタヤマ)
 
内田くんの「若い男」は隼太くんの「ハタヤマ」が生み出したパラレルワールドの人か・・。
線路よりもイノシシ。復興よりも・・「イノシシ」は原発か・・。
そのイノシシがとってもリアルなイノシシで、中西晶くんはプロフェッショナルだなと思う。体はきついと思うけれど。
 
偶然友人と一緒だったので休憩中や帰りも話が弾んだわ。俊太郎くんとも会えてよかった〜。手打くんを見かけたときは「出ていないんだっけ?」と思ったくらい客席にいることの違和感(笑)マクベス組の皆さんもいらしたわ。ああ、さい芸って感じ。
個人的に嬉しいこともあったので、思い出の日となりました。
 Camille - Money Note (Clip Official)
ダンスシーンの曲、これだよね。自由な振り付けが楽しい。  
 東京新聞夕刊に岩松了さんインタビュー。 #薄い桃色のかたまり #少女ミウ
「薄い桃色のかたまり」では、震災後、色彩を感じられなくなった人を登場させた。「被災者の心情と言っても千差万別。でも、『色をなくした』という表現から、僕なりのリアリティーを表せると思った」と岩松さん。https://twitter.com/hakusuisha/status/912603331243024384
 
稽古場レポート&キャストインタビュー(観劇予報)http://kangekiyoho.blog.jp/archives/52036542.html
 
新作『薄い桃色のかたまり』開幕(エンタステージ) 
http://enterstage.jp/news/2017/09/008022.html
 読売新聞夕刊の劇評も『薄い桃色のかたまり』(山内則史さん)