ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

今日の夕刊 

 日経夕刊の劇評は『リチャード三世』(内田洋一さん)
「悪夢のようなシェークスピア劇だ。遠ぼえのような悲鳴、さいなまれる肉体、恐怖を呼びさます顔の映像。刺激の強い劇薬ながら、これは自我の崩壊という人間の極北を確かにとらえた世界なのだ。」
「悪役中の悪役リチャードがライバルを倒し、女を籠絡し、王冠をめざす。石の壁(布で表現する)におおわれた巨大な密室で、人体実験でもするかのように粛清が繰り広げられる。上演台本も編んだ演出家は、セリフを狂気に向かうリチャードへの悪魔的なささやきとするのだ。」「主演の佐々木蔵之介が半身をさらしつつ、時に道化師風になり、ビニールに体を包みこませたりする。史劇の筋をたどるのは困難だが、俳優の身体から伝わる、ひりひりした痛覚にこそプルカレーテ演出の真骨頂がある。あらわになる人間の獣性、絶対的な孤絶がおそろしい。女役の手塚とおるがあやしく、今井朋彦の語調が奇怪。壌晴彦のセリフにキレがあり、渡辺美佐子が急所を締めて見事だ。」「舞台美術・衣装のドラゴッシュ・ブハジャール、音楽のヴァシル・シリーが参加したスタッフワークに日本の俳優陣がよく気をそろえた。国際共同制作としては、まれな成果だろう。」